青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

秋雨に 煙る蒼朝 立山路。

2022年10月08日 12時00分00秒 | 富山地方鉄道

(始発前、雨に濡れる@岩峅寺駅)

夏の丹後半島から、話は秋の富山に移る。何となく秋の三連休は富山に行く事が半ばルーティンワーク的なモノになっていて、これで五年連続の参戦になりました。その土地の事を深く知るのであれば、季節を変えて訪問する方がいいのだと思うのだけど、そこはそれ。こちらにも出掛けやすい時期とそうでもない時期というものがあるんだよな。それにしてもこの秋の三連休は連続で台風がぶち当たって天気的にはお話になりませんでしたね。せめて日本海側は若干マシな事前の天気予報ではあったのだけど、結局台風15号流れの雨雲は抜けてはくれず、ほぼ雨の中でのロケーションとなりました。

恐怖すら感じる土砂降りの中央道から安房峠を抜け、国道41号を笹津から回って朝5時。いつものルートのアプローチで到着した岩峅寺の駅。雨の朝、始発電車を前に、人っ子一人いない駅を静かに愛でる。夜明けも徐々に遅くなる時期、肌寒いほどのしのつく雨を衝いて、回3301レのヘッドライトが蒼い朝を照らす。稲荷町から回送でやって来て、岩峅寺始発の立山線経由電鉄富山行きの初電となります。


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