青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

早くも夏の秩父にて

2017年05月24日 22時22分42秒 | 秩父鉄道

(スカイブルーの力持ち@秩父鉄道デキ303)

飯山線のお話を進めているうちに季節は流れ、この週末は早くも夏を思わせるようなクソ暑さだった訳ですが、そんな中私は子供と一緒に秩父鉄道に行ってしまいました。土曜日は広瀬川原で「わくわくフェスタ」という年イチの秩父鉄道のお祭りがあったんですけど、そこをパスしてあえての日曜日。SLもデキも展示のため広瀬川原に集められてしまうわくわくフェスタよりも、やっぱ車両は走ってナンボ。今日も貨物は通常営業、返空のヲキを引き渡して武州原谷でしばし寛ぐデキ303。羽生側だけパン上げの夏パンタ仕様です。



子供はSLがやっぱいいみたいでメインはSLの追っ掛けになっちゃったんだけど、オトーサン的には秩父の主役はスカイブルーに塗られた40tクラスの私鉄電機たち。秩父のカマたちはいつ行ってもきれいに整備されているのがプライドあって好きなんだよなあ。なんなら客乗せて走る元東急のステンレス軍団の方がレールや架線の鉄粉で薄汚れているような気がする。


三ヶ尻の工場へ石灰石を満載した鉱石7004レが向かう。日曜日なので石炭貨物がなかったのは残念。麦わら帽子をかぶり農作業をしていた老夫婦が、SLそっちのけで三ヶ尻線に噛り付いている我々に向かって「SLはあっち(本線)だよ!」と教えてくれたのだが、やっぱり基本的にはSL撮りに来る人が多いんでしょうね。もちろんSLも魅力的だけど、黙々と仕事に励む秩父のデキはカッコいい。惜しむらくは、セメント貨物が終わるまでに一回は来ておきたかったねえ。
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