青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

白きうどんとフジサンと

2017年01月23日 22時15分04秒 | 富士急行

(富士急定番の撮影地@がんじゃ踏切)

日曜日は子供が「どこか温泉にでも連れて行って欲しいなあ~!」というリクエスト。どこへ行こうかと思案投げ首した結果、子供&ヨメさんに分かりやすい景色の良いところ=富士山の見える温泉が良かろうと言う事で山中湖村の「紅富士の湯」へ。山中湖へは中央道経由でアプローチしたのだが、R139を下りながら行きがけの駄賃で寿~三つ峠のがんじゃ踏切に久々に寄ってみたよ。富士山ビュー特急とフジサン特急の元あさぎり組が上下ワンセットで撮影できる時間があったものでね。先々週の雪がまだまだ溶けずに残る撮影地、昼過ぎて逆光がキツイのもあってヤマが白飛びしやすいのと、被写体としての元JR371がミトーカ先生お得意のチョコレート色に塗られちゃったもんだから露出がきついったらありゃしない(笑)。


元RSEは上暮地のお稲荷さん小俯瞰から。あさぎりコンビは富士山の裏側でも健在。この構図の左側に「たかちゃんうどん」と言う吉田うどんの店があって、富士急の沿線に出張る時にはよく使わせてもらっている。その他だと田野倉の「こみや」、禾生の「やまもとうどん」、寿の「くれちうどん」あたりが線路に近くて撮影間の腹ごしらえにいいですよね。そんな中でも「たかちゃんうどん」は大盛りの肉うどん食っても500円だからだいぶ安い。民家の前のプレハブ掘立小屋的な店構えも、農家の副業的なローカル商売であった「有名になる前の吉田うどん」のあるべきスタイルを今に残していて素敵です。

腹いっぱいうどん食って、ちょっと電車撮って温泉へ。「紅富士の湯」は質としては温泉なんだか疑わしいような塩素混じりのうっすいお湯なのだが、針葉樹の樹林の向こうに真っ白な富士の嶺を見晴るかして湯船に浸かれるロケーションの良さがウリ。それを公共の施設らしい良識あるお値段の範囲で楽しめるのだから、まあスーパー銭湯だと思えば腹も立たないのである。
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