法華寺おりおり（９）金宝樹

金宝樹（キンポウジュ）

オーストラリア原産、フトモモ科の常緑小高木。「カリステモン」とも、花の形から「ブラシの木」ともいわれる。東京以西の暖地であれば露地植えでも育つので、鉢植えのほか庭木としても親しまれている…。

法華寺東庭園に咲いていたこの木は金の宝の樹というより、ご覧の通り、ブラシのなる木だ。英名も、紅色のボトルブラシ（crimson bottle brush）で、この花が２ｍもの木のあちこちに咲いているのは、何とも不思議な光景であった（6/4撮影）。

さて、いよいよ近畿地方も6/8から梅雨入りした。平年より２日遅く、昨年より３日早い梅雨入りだそうだ。「日本の季節は、春夏秋冬に『梅雨』を加えるべきだ」という人もいるほどだが、これからハナシヨウブやあじさいが楽しみだ。