田の神さま

田の神さまは田を守護する神で、農業の神さまである。全国各地で祭られているが、特に南九州に多い。南九州の田の神さまは、男性のシンボルを思わせるものや、ひょうきんな表情のものが多く、写真集まで出ている。

この写真は、清澄の里（奈良市高樋町）にある自然食レストラン・粟（あわ）の玄関前に鎮座する神さまである。

粟では、裏の畑で育てた大和野菜などの料理を提供している（完全予約制）。最近は雑誌やテレビでも紹介され、なかなか予約の取れない人気店である。ここで収穫した野菜は、まずこの神さまにお供えするそうだ。

この日（6/11）は、食事の方が帰られた後の喫茶タイムにお邪魔した。手作りケーキもブルーベリージュースも、とてもフレッシュで美味しい。
※清澄の里・粟のホームページhttp://kiyosumi.jp/awa/

お店のＴさんに、ヤギ小屋から裏の畑まで、ご案内していただいた。名前の通り、空気が澄み、眼下に広がる田園風景が素晴らしい所だ。今度はぜひ早めに予約して、家族でランチを楽しみたい。