tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

謹賀新年

2008年01月01日 | 環境問題
ブログをご覧の皆さま、あけましておめでとうございます。最近は「ブログ、読んでるよ」とよく声をかけていただきます。アクセス件数も増えてまいりました。本年もご愛顧いただますよう、よろしくお願いいたします。
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さて元旦の朝日新聞1面トップ、見出しは「温暖化 牙むいた」と正月早々、穏やかではない。

これは「環境元年 第1部 エコ・ウォーズ」と題する特集記事の初回である。「相次ぐ異変 生活脅かす」との小見出しもついていて、各地で起きている異変の様子をレポートしている。その「国内で近年みられる気象や異変の記録(気象庁の資料などから)」によると、

○07年夏は101地点で観測史上1位の高温を記録。
埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市で国内最高気温を更新
○06年は死者152人の豪雪。07年冬は記録的な少雪、暖冬。東京では観測史上最も遅い初雪。
○東北地方で南方系のサワラが水揚げされるなど、魚種や漁期の異変が各地で相次ぐ
○95年に大阪府で初めて見つかった熱帯性の毒グモ「セアカゴケグモ」が関東でも確認される…

こうして並べてみると、やはりゾッとする。私も先ほど(午前5時頃)、近くの神社にお参りしてきたのだが、外気温は4℃と息が白くならないほど暖かだった。わが家のキッチンの室温は、暖房なしで14℃もあり、おせち料理が傷まないかとヒヤヒヤしている。最も冷え込む夜明け前で、この温度なのだ。昨夜の「ゆく年くる年」では、長谷寺で雪がチラつくのを見たのだが…。

記事中で、国立感染症研究所の小林睦生・昆虫医科学部長は「温暖化の影響は徐々にくるのではない。ある閾値(いきち)を超えた時、リスクは急に高まる」と警告する。

CO2の排出量は、産業革命後一貫して増え続けているので、これを抑えなければ、いつか閾値を超えてしまう。ストップ温暖化を心に誓う2008年の幕開けであった。

※写真は、大和国鹿島香取本宮(奈良市中町)の拝殿内。この神社はもともと、郡山城の鎮守として祀られていたが、明治に入って現在地に遷された。付近は暗越奈良街道筋。1/1午前5時の撮影。

コメント (11)
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