tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

鴨都波神社

2008年01月04日 | 奈良検定
年末年始にかけて、奈良市から実家(和歌山県九度山町)に帰省する途中で、奈良検定テキストに登場する史跡に立ち寄ってみた。

写真は、鴨都波神社(かもつばじんじゃ 御所市宮前町)である。国道24号線沿い、近鉄御所駅の南400m、御所警察署の真正面だ。国道のすぐ横に鳥居が建っている(1/2撮影)。

公式テキストによると《この地を領地としていた鴨王の娘が、神武、綏靖(すいぜい)、安寧(あんねい)の3代の天皇の皇后となった由縁から、祭神は皇室の守護神とされ、宮中八神の1つとして崇拝されてきた》。

御所市には、上(高鴨神社・たかかもじんじゃ)、中(葛木御歳神社・かつらぎみとせじんじゃ)、下の鴨社があり、ここは下鴨社である。
※参考:高鴨神社のニホンサクラソウ(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/c6deddace9a50b8928b6e7a485354fa0

周囲の森は鴨都波遺跡といって、弥生時代の住居跡だ。北西の隅には古墳時代前期の「鴨都波1号墳」という方墳もあり、4面の三角縁神獣鏡などが出土している。

葛城の地は、高天原伝説に代表される神々の土地だが、案外足を運ぶ機会が少ない。この神社も、いつも横を通っていたのに、検定テキストで読むまでは名前も知らなかった。あと何回かかけて、周辺をご紹介したい。1/13の奈良検定に出題されれば良いのだが…。
コメント (2)
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