tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

庶民の味は外国人ご用達

2008年01月07日 | 奈良にこだわる
今朝(1/7)の日本経済新聞に「庶民の味 外国人探訪 訪日旅行者、嗜好に変化」という記事が載っていた。国際観光振興機構のアンケート調査を契機に、記者が取材した記事であるが、この調査結果は、私も1/2のブログ(外国人客へのおもてなし)で紹介したものだ。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/3f8d0b0bb9e4620e30285a792fbfd5e6

記事によると《日本を個人で訪れる旅行者の嗜好が変わってきた。国際観光振興機構(JNTO)の調査では、旅行者の7割以上が日本料理に関心を示し、多くは手ごろな値段で食べられる身近な食事に関心を持っていた。「ミシュランガイド」で高級店が脚光を浴びる一方、庶民の味も外国人をひき付けている》。

記者は、JNTO調査結果の「自由回答」欄(食事=194件)に出ていたラーメン、そば、お好み焼きなどのメニューに注目した。

《米国から来た大学生の3人組は「日本人が普段行っている店を紹介してほしい」と案内所(=外国人向け総合観光案内所)の職員に声をかけ、会社員らでにぎわう定食屋に向かった。注文は煮魚定食や海鮮ちらし。案内所の職員は「旅行者が好む食事が変わっている」(中略)「普段の食事をみればその国の暮らしぶりが分かる。高級和食店だけが日本の料理じゃないという理解が広がってきた」と話している》(同)。

考えてみれば、これは76.3%の訪日外国人が興味を示す「日本の生活様式体験」の一環だ。それは「日本人との触れ合い」(57.7%)や「日本文化体験」(93.4%)にも発展するだろう。

寿司・天ぷらの名店となると自信がないが、B級グルメなら、奈良にもお薦めの店がたくさんある。何より「奈良グルメ図鑑」という行き届いたグルメサイトがあるる。
http://www.eonet.ne.jp/~nara-gourmet/

また県の「奈良のうまいもの」づくりプロジェクトや、そのサイトも使えそうだ。JNTOは《「インターネットやガイドブックで日本人が一般的によく食べる料理を念入りに調べてから日本に来る外国人が増えている」と分析》しているそうだから、外国人の方に見ていただくとなると、これらの各国語バージョンが必要になってくる。
http://www.pref.nara.jp/norinbu/umaimono/index.html

外国語版の制作については、県や観光3団体あたりに、ひと肌脱いでいただきたいところだ。以前「英語版の奈良検定テキストを作ってほしい」という声を大学関係者から聞いたことがあるが、外国語での奈良観光情報の発信は遅れている。ボランティアとして、こういう活動をしていただける方がいらっしゃれば、何よりなのだが…。

※写真は奈良町(ならまち)にある「喫茶お食事 みよし」(奈良市脇戸町6)の古代米和洋食弁当(800円・07年12月撮影)。黒米ご飯が楽しめ、ボリュームもたっぷりである。「奈良のうまいもの」づくり参加店で「奈良グルメ図鑑」にも登場する。奈良町散策の際に便利な大衆食堂だ。
http://www.pref.nara.jp/norinbu/umaimono/omise/Miyosi.html
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする