tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

高天彦神社

2008年01月05日 | 奈良検定
高天彦神社(たかまひこじんじゃ・御所市高天)は、金剛山の東山麓の神社である。杉の巨木に挟まれた参道を真っ直ぐにたどると、この社殿が見えてくる。ここに祀られている高産霊神(たかむすびのかみ)は葛城氏の最高神で、出雲へ国譲りのための使者を遣わしたとされる(=記紀神話)。写真は昨年の9/2に撮ったものだ。

奈良検定公式テキストには、《太古から神々の住み給うところと伝えられる「高天原(たかまがはら)」も、この高天の台地である。当社の背後には美しい円錐状の神体山(白雲の峯)がそびえているが、社殿ができる以前は、この神体山の聖林に祭神を鎮め祀っていた。古杉のそびえる参道は今も古代の雰囲気を残している》。

社殿には「当地は小動物等、数多く生息しており、お供え物を食べ、社殿等を汚しますので、お供えの後はお持ち帰り頂きます様お願い申し上げます」という貼り紙がある。狸囃子ではないが、夜になるとタヌキやイタチがこの境内を走り回る様子がうかがえて、楽しい。

神々の土地・葛城には、このほかたくさんの神社がある。笛吹神社の通称で知られる葛木坐火雷神社(かつらぎにいますほのいかづちじんじゃ・葛城市笛吹)は火の神・音楽の神を祀る。1/2にはフルート奏者の安藤史子さんが、恒例の奉納演奏を行った(今年で18回目)。
http://www.naraliving.com/sneaker/katsuragi_01.html

安藤さんは《昨年の感謝と今年の音楽祭での成功を祈願して演奏しました。空気が澄み渡っているので、清らかな気持ちで演奏できます》(奈良日日新聞 1/4付)と語っていた。
http://anmiko-fl.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_1653.html

山麓線の沿道には古社寺や古墳が多いので、まとめて回ってみるのも良いだろう。
コメント (2)
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