tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

外国人客へのおもてなし

2008年01月02日 | 奈良にこだわる
元日付の週刊観光経済新聞に、興味深いアンケート結果が載っていた。国際観光振興機構の外国人向け総合観光案内所「ツーリスト・インフォメーション・センター」が07年7~9月に行った調査で、同センターを利用した726人の外国人旅行者が対象だ。
※報道発表資料(国際観光振興機構)
http://www.jnto.go.jp/jpn/press_releases/071205_tic.html

そのうち「最も関心のある体験」は、日本料理を食べる(71.2%)、伝統的建築様式(49.2%)、伝統的日本庭園(46.3%)、温泉(35.5%)、旅館滞在(28.7%)だそうだ(いずれも重複回答)。

「日本滞在中に希望する活動」は、日本文化体験(93.4%)、日本の生活様式体験(76.3%)、日本人との触れ合い(57.7%)。

ここから思い浮かぶのは、旅館に泊まって和食や建物や庭を楽しみ、土地の人と交流しながら風俗・生活習慣に親しむ、というイメージだ。奈良県内の旅館宿泊のイメージと、ピッタリと重なってくる。

驚いたのは滞在日数で、夏休み期間中だったので《バカンスを長めに取る傾向のある欧・米・豪の回答数が多いことを反映してか》(同紙)、平均滞在予定日数は「17.8日」だという。こんなに長く滞在するのなら、2、3日は県内でも泊まってもらえそうだ。何しろ「日本人の心のふるさと」なのだから、日本文化を知るには外せない。

ひと口にインバウンドとか、外国人客を誘致するといっても漠然としたイメージしか浮かばないが、こうした調査結果が出ると、ポイントが絞れてくる。県内の旅館は自信を持って、自館の「おもてなし」に磨きをかけていただきたいものだ。

※写真は奈良公園(07年11月に撮影)。
コメント (26)
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