tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

室大墓

2008年01月06日 | 奈良検定
宮山古墳、室宮山古墳とも呼ばれる室大墓(むろのおおはか)古墳は、御所市室にある葛城地方最大の古墳だ(奈良県内では8番目に大きい)。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~itiiti/yr_muromiyayamakofun.htm

奈良検定公式テキストには《中世に武内宿禰(たけのうちのすくね)の墓としての伝承があったほか、葛城襲津彦(かつらぎのそつひこ)の墓であるという説もある。5世紀初めの代表的古墳》とある。前方部を西に向けた前方後円墳だ。

なお葛城襲津彦は葛城氏の始祖であり、その父が武内宿禰だ。古墳時代は、ほぼ100年ごとに前期(4世紀)、中期(5世紀)、後期(6世紀)と分けられるから、これは古墳時代中期初頭の古墳ということになる。

ここは、国道24号線「室」交差点を東に入る。室の町は大きな屋敷や蔵が立ち並ぶ「むかし町」だ。お正月で人影もまばらだったので「かくれ里」の雰囲気も漂う。時間があれば、この町の写真をもっと撮りたかったのだが…。

写真は、きれいに整備された同町内の桜田池から望んだところ。室大墓の南から南東にかけては、700以上の古墳が密集するわが国でも屈指の群集墳・巨勢山(こせやま)古墳群が広がる。古代史のロマン漂う里である。
コメント
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