tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

鹿男あをによし第9話

2008年03月17日 | 鹿男あをによし
3/13(木)、「鹿男あをによし」第9話が放送された。livedoor番組表から、あらすじを拾うと、

《小治田(児玉清)はついに観念して自分がネズミの"運び番"であることを白状するが、奪った"目"は安全な場所である古墳に隠してあると明かす。小川(玉木宏)はすぐにそれを取りに行こうと言うが、古墳には関係者以外は入れないため、小治田は翌日に1人で目を取りに行くと言う。だが、小治田を信用できない小川は、古墳へ自分も一緒に行くと告げ、翌日そこで会う約束をする。ところが、約束の時間になっても小治田は現れない。まただまされた小川は、藤原(綾瀬はるか)と堀田(多部未華子)とともに小治田が目を隠しそうな場所を必死に考える》

3人は、ついに黒塚古墳資料館で、リチャード(小治田)が隠していた"目"を発見する。いよいよその夜が、儀式の日だ。小川と藤原が朱雀門(平城宮跡)に着くと、リチャードも来ていた。リチャードは、小川が持っていた三角縁神獣鏡(目=サンカク)を強奪する。リチャードは「自分のものにならないのなら、壊してやる」と言って、ちょうど走ってきた近鉄電車に向けて鏡を放り投げる。万事休す、というシーンで鹿に乗った少女が現れ、三角縁神獣鏡をキャッチする。それは「マイ鹿」に乗った堀田だった…。

原作にないシーンが続々と登場した。これで高松塚や黒塚古墳資料館が広く認知されたと思うと、とても有り難い。最後の「マイ鹿です、先生」のシーンは原作どおりだが、ドラマに登場した「メリーポピンズ」ばりの映像(シルエットになって夜空を飛ぶ鹿と少女)が感動的だった。

さて3/11(火)玉木宏が、奈良市内のホテルで記者会見を開いた。そのやりとりが面白いので、読売新聞奈良版(3/12付)から拾っておく。

―奈良の印象は
昔のものがそのまま残っているという印象。撮影の合間にぜんざいを食べるのが趣味のようになった。暖かくなれば若草山に登って、夕景の写真を撮りたい。

―役作りで気をつけたことは
鹿っぽいと言われていたが、やせればもつと似るのではと思い、撮影に入る前、肉と米を食べずに7、8キロやせた。放送を見た友人から「病気になったの」と電話がかかってきた。

―最終回に向けてメッセージを
最終回は回想シーンもある。続けて見ないと分からないところもあるが、すごく不思議な話で、最初から見ておけばよかったと思わせるドラマです。最後まで見てほしい。
※参考:奈良新聞web版(3/12付)
http://www.nara-np.co.jp/n_soc/080313/soc080313a.shtml

県下でのロケ最終日は3/13(木)だったそうだが、この日は朝から猿沢池で撮っていた。ちょうど始業前だったので私も見物したのだが、玉木宏と綾瀬はるかがしゃべりながら池畔を歩いていた。たぶん、クビになった小川先生が東京へ引き揚げるシーンなのだろう。「撮影禁止」だったのは、とても残念だったが。

solianoさんの情報によると、第9話の視聴率は、関東9.2%、関西8.9%とあまり振るわない。しかし《日刊スポーツの「ドラマグランプリ(1月期放送)」で、「鹿男あをによし」は、作品賞、主演男優賞(玉木宏)、助演女優賞(綾瀬はるか)の3部門で1位になっています》とのことだ。ちゃんと見ている人は見ているのだ。なお《黒塚古墳資料館の職員役で石井正則が出ていましたが、「藤原くん」がもし原作通り男性だったら、彼こそが適役だと思います》は、全く同感だ。原作の「かりんとう」こと藤原先生は、あんなトボけた感じだった。

さて、いよいよ3/20は最終回だ。うまい具合に祝日(春分の日)となった。最終回は回想シーンもあるそうだから、続けて見てこなかった方も、ぜひご覧いただきたい。

※参考:鹿男あをによし第8話(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/f9acc934765309d91f052a3e3df20095
※写真は、奈良県庁(本庁舎1階の玄関)で、本年1月に撮影したもの。 
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする