tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

花の寺・船宿寺

2008年03月22日 | 奈良検定
昨日に続き、葛城の社寺をもう1つ。船宿寺(せんしゅくじ・御所市五百家)は、当麻寺から五条・高野山に向かう高野街道沿いの寺(高野山真言宗)である。「五百家」は「いうか」とか「ゆうか」と読む。「かもきみの湯」の東側である。
http://www.kintetsu.co.jp/spot/spot_info/spot0000289.html

奈良検定テキストによると《神亀年間(724~729)に当地を訪ねた行基が夢で老人の託宣を聞き、東の山中にある舟形の大岩に薬師如来を祀ったことに始まるといい、平安時代には空海が留錫したといわれる》。

またテキストの「奈良の花の名所」の章ではツツジの名所として紹介されていて《ヒラドツツジ、キリシマツツジ、サツキがひと月以上にもわたって咲き継ぐ》とあり、5月上旬をピークにたくさんの参拝客が訪れる。写真は1/3に訪ねたときのものだが、右手にツツジの木が写り込んでいる。

門前に「花暦」の看板があって、そこにはツツジ(4月下旬の霧島ツツジ~6月上・中旬のサツキ)をはじめ、11月中旬~1月のサザンカ、2~3月の梅、4月上旬の桜・馬酔木・椿・白木蓮・芝桜、6月上・中旬のアジサイなどが紹介されている。

お寺の奥さんは「船宿寺花だより~魂のともたち~」というブログを開設し、四季折々の花や庭の様子を紹介されているので、これをチェックしてから訪ねるのも良いだろう。先月(2月)の終わりにデジカメが壊れ、しばらく写真が登場しないのは寂しいのだが。
http://blog.goo.ne.jp/mamiwami33

それほど大きな寺ではないが、境内はよく掃き清められ、庭木の手入れも行き届いている。裏山を借景にした池泉回遊式の庭園もある。金剛山・葛城山の眺望も素晴らしいので、ぜひお訪ねいただきたい。
http://www.naraliving.com/sneaker/sonota_03.html
コメント (2)
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