tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

菅原天満宮で梅が咲いた!

2010年02月10日 | 写真
日曜日(2/7)、菅原天満宮(奈良市菅原町518)を訪ねた。この日から盆梅展がスタートしていたのだ(3/7まで)。盆梅展は入場料500円が必要なので、私はもっぱら庭の梅を撮った。庭の梅も盆梅も、まだ咲き始めだったが、うららかな日和に恵まれて、訪れる人は多かった。



Wikipedia「菅原天満宮」によると《一帯はかつて菅原邑といい、菅原道真を出した菅原氏は、祖先がこの地に住んでいたことからその名がつけられたものである》《当地は菅原道真の生誕の地であるとの伝承がある。「道真の母が菅原氏の本拠であるこの地に戻って道真を出産した」と伝えられており、神社の東にある池(現在は「誕生池」と呼ばれる)の水を産湯に使ったとも伝わる》。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%85%E5%8E%9F%E5%A4%A9%E6%BA%80%E5%AE%AE_%28%E5%A5%88%E8%89%AF%E5%B8%82%29



当ブログの過去ログを見ると、07年に盆梅展を訪れていた。よく咲いた盆梅が写真に出ている。
※奈良 菅原の里「盆梅展」(07.2.11)
http://210.165.9.64/tetsuda_n/d/20070211



一昨年は、2/19に佐保川べりで梅の開花を見つけている。
※梅が咲いた!(08.2.20)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/f0daf40b56b2e0fe658a981990d854b2



ほかにも賀名生(あのう)、片岡、月ヶ瀬梅林などの梅の名所も、マメに訪れていた。結構、梅が好きなのだ。

※賀名生梅林(06.3.27)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/60c4c496f1f589e3b77d5bdd746ca2d5
※片岡梅林(06.3.20)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/83e6f8628aa7a9f37fca00af559006d6
※月ヶ瀬梅林(09.2.21)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/247848cca8b4ac6eb05be4cec467244c


境内ではサザンカが咲いていた

この冬、奈良盆地はとても寒いが(最近になって少し暖かくなった)、梅は平年並みに咲き始めているし、桜(ソメイヨシノ)も、例年より早く咲くという予想が出ている。お水取りはこれからだが、花いっぱいの春が待ち遠しい。



帰り道、菅原天満宮近くの喜光寺に立ち寄ると(拝観料300円)、南大門が途中まで完成していた。1/22付の読売新聞奈良版によると《奈良市菅原町の法相宗別格本山・喜光寺(住職=山田法胤(ほういん)・薬師寺管主)で、再建中の南大門がほぼ完成し、2階建ての丹(に)塗りと土壁が姿を現した。落慶法要は5月1、2日の予定で、約450年ぶりに正門がよみがえる。同寺は、奈良時代の高僧・行基が721年に建立。当初の伽藍(がらん)は火災で焼失し、本堂は室町時代に再建された。詳細な記録は残っていないが、南大門も16世紀半ばに焼失したとされ、2008年から再建工事が進められていた》。
http://osaka.yomiuri.co.jp/nara/news/20100122-OYO8T00549.htm


手前が再建中の南大門、奥は本堂(試みの大仏殿)

《南大門は、幅、高さとも約12メートル、奥行き約9メートルのヒノキ製で、2階は写経された経典の納経蔵。両脇に据えられた仁王像は、落慶法要で披露される。小林澤應(たくおう)副住職は「奈良の西の玄関にふさわしい立派な門ができた。無事に落慶法要を営み、お世話になった方々にお披露目したい」と話した》。

施工は株式会社金剛組(大阪市天王寺区四天王寺)が担当している。同社は、神社仏閣建築の設計・施工、城郭や文化財建造物の復元や修理等を手がけている会社で578年の創業と、現存する世界最古の企業である。四天王寺建立のため578年、聖徳太子によって百済から招かれた3人の宮大工のうちの1人・金剛重光が創業し、江戸時代までは四天王寺お抱えの宮大工だった。同社工場で部材が作られ、現地で組み立てられている。渋い丹塗りが、いい感じを出している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%89%9B%E7%B5%84

平城遷都1300年祭で湧く5月に落慶法要とは、絶妙のタイミングである。ぜひ菅原の里にも、多くの人に訪れていただきたいものだ。
コメント (3)
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