tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

なら瑠璃絵に行こう!

2010年02月11日 | 奈良にこだわる
いよいよ今日から「しあわせ回廊 なら瑠璃絵(るりえ)」という新しい夜のイベントが始まる(2/11~14の4日間)。

なら瑠璃絵とは何か。奈良新聞(09.12.3付)によると《冬の奈良公園の魅力をアップし、観光客の誘致を図ろうと春日大社、東大寺、興福寺を夜間、LED(発光ダイオード)などの明かりでつなぐ「しあわせ回廊~なら瑠璃絵(るりえ)」が来年2月11日から14日まで開かれる。3社寺の夜間特拝観や光のオブジェによる演出も行い、 8月に行われる「なら燈花会」の“冬版”となりそうだ》。
http://www.nara-np.co.jp/20091203102215.html


点灯前の浮雲園地(新公会堂前)。鹿が不思議そうな顔をしていた

《県内の経済団体の青年部のメンバーで構成するなら瑠璃絵実行委員会(会長・岩井俊樹県経営者協会青年経営者部会副部会長)が2日、県庁で会見した。それによると、点灯時間は午後5時から同9時まで。夜間特別拝観は同5時から8時30分まで。奈良国立博物館も午前9時30分から午後9時まで夜間特別開館する。また若草山ではイルミネーションを施す》。会長の岩井俊樹さんは和菓子の「萬春堂」(奈良市)の社長さんで、NPO法人「なら燈花会の会」専務理事もお務めになった方である。
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100205ddlk29070532000c.html


春日大社参道でもイルミネーションがともる

《県と奈良市が協力。事業費は約2000万円。期間中に10万人の観光客を見込んでおり、岩井会長は「冬の奈良公園で光でつながれた回廊で3社寺を巡ってもらって、幸せな気持ちになってもらいたい」。県は「若草山の山焼きとお水取りの間に、今回の催しを入れて、奈良の春がくるまでの(冬季観光の)流れができれば」(ならの魅力創造課)と話している》。


参道の林の中

今日からのスタートに先立ち、昨夜試験点灯が行われた。なら瑠璃絵実行委員会副会長の金田充史さんにお招きいただき、私も拝見することができた。その様子が今朝(2/11)の産経新聞に載っている。《バレンタインデーにあわせ、奈良市の奈良公園周辺を光で包むイルミネーションイベント「しあわせ回廊 なら瑠璃(るり)絵」の開幕を前に、10日、試験点灯が行われた。普段は暗闇に包まれた若草山などが10万個の光で温かく照らし出された》。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100210/trd1002102302007-n1.htm


水滴がしたたるように光が流れて、面白い(手持ち・ストロボなしで撮影)

《「冬七夕」がコンセプト。天の川をイメージした光の帯が浮かぶ若草山を背景に、一帯には竹細工風のオブジェや願いを書いた短冊をつるす光のツリーなどが並べられ、ロマンチックな雰囲気に包まれていた。イベントは、若草山焼き(1月)、東大寺二月堂のお水取り(3月)に続く奈良公園周辺の新たな冬の行事として、11~14日に初めて開催される》。


三脚を持っていなかったので、カメラを地面において撮影(ストロボなし。手帳で少し上に向けた)。これは正解だった

なら瑠璃絵についての詳細情報が県のHPに載っていて、それによると、

○開催日時・場所:
 2010年2月11日~14日(4日間) 17時~21時 奈良公園周辺
 ※オープニングセレモニーを11日16時30分から浮雲園地で開催致します。

○開催内容:
 ■春日大社参道にて万灯籠の実施、春日大社、東大寺、興福寺の夜間拝観
 ■三社寺をつなぐ奈良公園内のあかりの演出(LED等による)
 ■しあわせココアの販売
 ■春日大社本殿までの臨時バスの運行
 ■奈良国立博物館の夜間開館

○周辺関連イベント:
 ・若草山冬七夕イルミネーション(11日~14日)
 ・若草山で冬花火の打ち上げ(11日)
http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_itemid-35640.htm#moduleid27360



テラタビスト(寺旅研究家)で奈良ファンの吉田さらささんも、「All About」(寺・神社)で、《奈良の新イベント「しあわせ回廊なら瑠璃絵」》として紹介されている。吉田さんは最近『渡る世間は神仏(かみほとけ)ばかり』という書き下ろしエッセイ集を発刊されたばかりである。
http://allabout.co.jp/gm/gc/22172/

渡る世界は神仏ばかり―日日是お参りです。
吉田 さらさ
新宿書房

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今夜は16時30分からオープニング・セレモニーがあるし、花火も打ち上げられる。花火は天気が心配だが、少しの雨なら決行のようだ(開催案内:0180-993295=テレドーム。問い合わせ先:0742-30-6560)。
長年、「奈良は冬の客を呼べない」といわれてきたが、夏の「なら燈花会」を彷彿(ほうふつ)させる、こんなロマンチックなイベントをバレンタインデーにあわせて開催するとは、すばらしいアイデアである。

皆さん、奈良の冬を彩るこのイベントに、ぜひ足をお運びいただきたい。



※画像を拡大(PDF)
http://www.pref.nara.jp/secure/35640/chirashi1.pdf



※画像を拡大(PDF)
http://www.pref.nara.jp/secure/35640/chirashi2.pdf
コメント (6)
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