tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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知事から「ナント・なら応援団」に感謝状!

2010年12月10日 | 平城遷都1300年祭
12/15(水)午後3時、南都銀行の退職者36人(OB35人、OG1人)によるボランティアグループ「ナント・なら応援団」が、荒井知事(社団法人平城遷都1300年記念事業協会 理事長)から、感謝状が贈呈される。メンバーの皆さん、おめでとうございます!

同応援団は、1300年祭の「~祈りの回廊~奈良大和路 秘宝秘仏特別開帳」事業で、23か所において878人日(=人数×日数)にわたり、案内(ガイド)や受付・誘導などに携わり、拝観者からご好評いただいた。
※報道資料(感謝状贈呈について)
http://www.1300.jp/about/news/press/2010/pres101209.html

同事業の成功は《社寺現地での案内説明をいただいたボランティア団体の献身的なご協力の賜物であると感謝し、今後も社寺との連携事業等においてご活躍されることを祈念して》、感謝状をいただくものである。この日は、学生たちのボランティアグループ「南都古社寺研鑽会」(メンバーは奈良女子大学、奈良大学の学生など86人)にも感謝状が贈られる。贈呈式は、知事室にて行われる。
なお「ナント・なら応援団」は、同日午前10時半から、薬師寺からも感謝状を贈られることになっている(贈呈式は本坊で行われる)。

「~祈りの回廊~奈良大和路 秘宝秘仏特別開帳」事業は、いかにも奈良らしい取り組みとして、大成功を収めた。何しろ桜のない季節、金峯山寺蔵王堂(吉野町吉野山)の秘仏公開に1日4,500人が訪れたのだ。

地域おこしで肝心なのは、「ないもの作り」より「あるもの探し」だといわれる。地域に埋もれている「お宝」を探し出し、スポットライトを当てるのである。地域のお宝は、その土地の歴史文化や風土と密接につながっている、つまり「物語」が潜んでいるのだ。見る者は、お宝の故事来歴を土地の歴史・風土と関連させながら、頭の中でイメージを作るのである。

そのためには、お宝と土地を関連づける「ストーリーテラー」「語り部」が必要だ。それをかって出たのが、「ナント・なら応援団」であり、「南都古社寺研鑽会」であった。

県は、来年以降もこの事業を継続する方針のようである。シニア層から若い女性も巻き込んだ仏像ブーム、古寺巡礼ブーム、歴史ブームは、まだまだ続くことだろう。来年以降、どんな「お宝」を見せていただけるのか、今から楽しみである。
※トップ写真は、ナント・なら応援団による円照寺庭園のガイドツアー(11/18撮影)
コメント (2)
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