tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

大和まほろばを愛でるバスツアー(Topic)

2011年03月08日 | お知らせ
通勤に使っている奈良交通バスに、バスツアーのパンフレットがぶら下がっていた。橿原市観光交流センター(かしはらナビプラザ)オープン記念特別企画「大和まほろばを愛でる」バスツアーである。

《昨年、遷都1300年で平城宮跡を中心に奈良県は大いに賑わいました。平城宮へ遷都される以前は、飛鳥地方に都がおかれ、古代史が凝縮された地域となっていました。また、近隣には荘厳な寺社、或いは江戸時代にタイムスリップしたかのように感じられる街並みなど、生きた日本史を体感いただける地です。本年4月29日(祝)、大和八木駅南口に「かしはらナビプラザ」がオープンいたします。その記念企画として、橿原市の協力を得ながら、皆様方に中和・南和地方を愛でていただく企画を創り上げました。皆様方のご参加をお待ち申し上げます》。旅行プランは、以下の4つである。

1.飛鳥・藤原の三女帝(橿原市・明日香村)平成23年4月29日  4,500円(日帰り・昼食付き)
6~7世紀に「推古天皇」「斉明(皇極)天皇」「持統天皇」がわが国を統治していた時代がありました。飛鳥地方の数々の石造物や、藤原宮跡、御陵、それらの遺跡より時代のうねりと、彼女らの“ひととなり”に触れていただければ幸いです。

2.蘇我氏の栄華と滅亡(橿原市・桜井市・明日香村)平成23年4月30日・5月1日・21日・22日 5,900円(日帰り・昼食付き)
仏教文化を受容し、混沌とした世の中に一つの秩序を創り上げた蘇我氏。又、皇族との交わりの中で、天下人を目指した傍若無人さ。当時の豪族達は、清濁合わせ持った遺産を残し、後の律令政治へと繋がっていきました。

3.江戸時代への時間旅行(橿原市・宇陀市・桜井市)平成23年5月7日・8日 5,900円(日帰り・昼食付き)
“重要伝統的建造物群保存地区”の宇陀・松山地区と橿原市・今井町。長谷寺の参道を成す初瀬地区。いずれも江戸時代の建物と街並みを残し、今を生きる人々の保存に対する気概が溢れています。個々の建物の歴史とそこを流れる空気に触れて下さい。

4.新緑の寺社(高取町・大淀町・桜井市・橿原市)平成23年5月14日・15日・28日・29日 5,900円(日帰り・昼食付き)
大和の原風景に溶け込んだ「バラ」「ツツジ」「山吹」の花、周りを包み込む新緑のコントラスト。古刹の甍、鳥居と玉ジャリ、中和、南和にはひとときの安らぎを感じられる寺社が数多くあります。しばし“やまとびと”の空気に身を委ねてみませんか?

詳細は奈良交通のHPをご覧いただきたい。特に1.は橿原考古学研究所所長の菅谷文則氏によるセミナーがついて4,500円とは、激安である。コースは、各のりば(近鉄学園前駅、近鉄奈良駅、JR奈良駅、大和八木駅)―橿原市観光交流センター≪菅谷文則氏によるセミナー≫―(昼食)―植山古墳―牽牛子塚古墳―天武・持統天皇陵―亀形石造物・酒船石―藤原宮跡―八木駅(17:30頃)―各のりば。

2~4のプランにも、橿考研の学芸員・研究員、ボランティアガイドや住職の法話などがついている。ポスト1300年祭は中南和(奈良県中部・南部)だと思っていたら、タイムリーにこんなバスツアーができていた。皆さん、この春は、ぜひ中南和をお訪ね下さい!
※トップ写真は、熱弁をふるう菅谷文則氏(10.8.25開催の森と水の源流館のシンポジウムで撮影)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする