tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

蓮玉庵(東京・上野広小路)のかき揚げそば

2019年04月15日 | グルメガイド
奈良まほろば館(東京・日本橋三越前)で5日間(4/8~12)の連続講演の依頼をいただいたので、4月7日(日)~13日(土)まで上京していた。その間にいただいた美味しい料理とお店を、日付順に紹介する。実はあらかじめグルメ本をたくさん買い込んで、付箋をつけて用意していたのだ。



初日(4/7)は東京国立博物館(トーハク)に行きたかったので、一路、上野へ。まずは腹ごしらえと飛び込んだのが「蓮玉庵(れんぎょくあん)」(台東区上野2-8-7)。ぴあMOOK『東京老舗名店』によると、


冷たいもり蕎麦のツユにアツアツのかき揚げを入れて食べる、とは関西にはない食べ方だ

文人たちが愛した江戸前の蕎麦
江戸時代の終わりに創業した老舗の蕎麦店。信州出身の窪田八十八が不忍池を眺め、蓮の葉の上にある玉のような蕾にちなんで「蓮玉庵」と名付けたと伝わる。斎藤茂吉がこの店を短歌に詠んだほか、森鷗外や坪内逍遥、樋口一葉らの作品にも登場しているという。暖簾をくぐると、江戸っ子らしい女将の威勢のいい声が響く。メニューはそば9種と、おつまみ5種(昼は2種)。素材を厳選し、「毎日食べても飽きない蕎麦」を目指している。




蕎麦をすすると、蕎麦の香ばしさが鼻の奥に抜けていくのが分かる。なお茂吉が詠んだのは「池之端の蓮玉庵に吾も入りつ上野公園に行く道すがら」という歌だった。私もまさに上野公園(上野恩賜公園)のトーハクに行く途中に立ち寄ったのだ。
※食べログは、こちら





上野公園では、たくさんの人たちが古典的な花見を楽しんでいた。東京では3月27日にソメイヨシノが満開になったそうだが、その後、気温の低い日が続いたので、まだ咲き残っているのだ。



トーハクに来たのは、「特別展 国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」(@1,600円)を見るためである。4/10(水)に「空海の生涯とその教え」という話をするので、その参考のために訪れたのだ。京都の東寺は何度もお参りしているが、暗くてちゃんと仏さまを拝観していなかった。





さすがにトーハクの展示はすごい。佐々木蔵之介が語るイヤホンガイドも、とてもよく分かる。佐々木は東寺のもと境内地だった洛南高校(真言宗洛南学園)の卒業生なのだ。びっくり仰天したのは、最後の会場。東寺で最も人気のある国宝・帝釈天半跏像が、写真撮影もSNS発信も可だったのだ!(フラッシュは禁止。)一眼レフを持参していたので、私も撮りに撮った。それがご覧の写真である。



多くの人が写真を撮っていたが、一眼レフで撮っていたのは私1人だった。外出するときは必ずカメラを首から下げて出かけるという習慣をつけておいて良かった。美味しいお蕎麦に桜、素晴らしい展示と、充実した半日でした!
コメント
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