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おふさ観音の風鈴まつりは例年7~8月開催/毎日新聞「やまと百寺参り」第52回

2020年05月15日 | やまと百寺参り(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、『奈良百寺巡礼』(京阪奈新書)の発刊を記念して毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまと百寺参り」を連載している。昨日(5/14)掲載されたのは「風鈴で魔除けと厄払い/おふさ観音(橿原市)」、執筆されたのは田原本町在住の同会会員・日野益博さんだった。
※トップ写真は、昨年の風鈴まつりの様子

バラの寺・おふさ観音では毎年7~8月、境内に約2,500個の風鈴を吊し「風鈴まつり」が行われる。今年は新型コロナの行方次第だが、今のところは開催の方向である。お寺の向かいには、全粒小麦を使った大和名物・さなぶり餅を販売する「総本家さなぶりや」がある。以前、当ブログでも紹介したこともあり、ぜひこちらもお訪ねいただきたいものだ。では、記事全文を紹介する。

正式名称は観音寺。慶安4年(1650)に比叡山北谷から本尊十一面観音をお迎えしたことに始まりますが、地元ではおふさ観音と呼ばれています。「おふさ」という娘が池のほとりを歩いていると、白い亀の背中に乗った観音さまが現れたので、小さなお堂を建ててお祀(まつ)りしました。観音さまは人々の願い事をかなえてくださる観音様さまとして村人に厚く信仰され「おふさ観音」と呼ばれるようになりました。

境内には恵比寿社があり久米寺(寿老神)、当麻寺中之坊(布袋尊)、信貴山朝護孫子寺(毘沙門天)、安倍文珠院(弁財天)、談山神社(福禄寿神)、長谷寺(大黒天)の七福神と大和国一之宮の大神神社をあわせた「大和七福八宝霊場」として、多くの人が参拝されます。 七福神をお参りすると七つの災難が除かれ、七つの幸福を授かるとされます。 
     
例年7~8月に行われる風鈴まつりにも、多くの人が訪れます。境内一面に約2500個の風鈴が涼しげな音を奏でます。仏教では鈴や梵鐘、太鼓などの音には、魔を除け厄を払う力があると言われます。(奈良まほろばソムリエの会会員 日野益博)

(宗 派)高野山真言宗別格本山
(住 所)橿原市小房町6-22
(電 話)0744-22-2212
(交 通)近鉄大和八木駅からバス「小房」下車徒歩約5分
(拝 観)境内自由、本堂のみ300円
(駐車場)有(無料)


コメント (4)
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