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なら食と農の魅力創造国際大学校、スペインの世界的な料理大学校「BCC」と連携協定へ!(2022 Topic)

2022年01月12日 | お知らせ
一昨日(2022.1.10)の毎日新聞奈良版に、〈食と農 世界基準の人材を NAFIC スペイン・料理専門大と6月協定へ〉という記事が出ていた。奈良県が設立した桜井市の「なら食と農の魅力創造国際大学校」(NAFIC)が、スペインの世界的な料理大学校「バスク・クリナリー・センター」(BCC)と、本年6月にも連携協定を結ぶというのだ。これはすごい!以下に、記事全文を紹介しておく。
※トップ写真はNAFIC、毎日新聞の同記事サイトから拝借した

世界に通用する食と農のトップランナーを育成するため、奈良県が2016年に設立した「なら食と農の魅力創造国際大学校」(NAFIC、旧県農業大学校)=同県桜井市=と、美食の街で知られるスペイン・サンセバスチャンの世界的な料理大学校「バスク・クリナリー・センター」(BCC)の両校が22年度、連携協定を結ぶことが決まった。県関係者などへの取材で分かった。


私のもと同僚でNAFICの卒業生、赤阪恭近(やすちか)くんと奥さん。
ブログ記事は、こちら。これらの写真は、すべて2021.9.20に撮影

連携協定の締結で、例えば、NAFICで学ぶ日本人がBCCに留学したり、BCCの指導者がNAFICで技術や知識を伝えたりと、両校の人的交流が生まれるという。ガストロノミー(フランス語で「美食」の意味)に力を入れる県にとって、食と農の担い手育成で世界へつながる大きな連携となることが期待される。


赤阪くん渾身の一品、「トリュフのスープ(VGE)」

BCCは11年に設立され、30カ国以上の約400人の学生が在籍する4年制大学。世界の有名シェフなどが講義をしている。学校では食材に関することから調理までを「料理」として体系的に学び、学位を取得できる。ガストロノミーの発展にも重点を置いているという。


この日のメイン料理「鴨のオレンジ風味 フォアグラ添え」、美味しかった!

NAFICは農産物がどのように育って流通し、調理され、食卓へ届くのかという、一連の流れに精通した「料理人」の育成を目的としている。全国初の学内オーベルジュ(レストランを備えた宿)も併設している。

22年6月には、食と観光を連携させた「ガストロノミーツーリズム」の世界フォーラムが県コンベンションセンター(奈良市)で開催される。国内外から延べ約1800人が参加する予定で、県関係者などによると、この場で両校が連携協定を締結する方向で調整を進めている。【久保聡】


ガストロノミーツーリズムの世界フォーラムが開かれることは聞いていたが、その場で連携協定を締結するとは、良いアイデアだ。「食のイメージがあまりない」といわれてきた奈良の大舞台でこのような仕掛けをするというのは、とても意義深い。NAFICさん、これからも頑張って良い料理人を育成してください!

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