tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

般若寺のスイセンとロウバイ/Spring is just around the corner!

2022年01月23日 | 奈良にこだわる
晴天と陽気に恵まれた土曜日(2022.1.22)、般若寺(奈良市般若寺町)にお参りした。般若寺は花の寺として知られ、関西花の寺第十七番札所でもある。コスモスが最もよく知られるが、ヤマブキやスイセンも、とてもきれいに咲く。『奈良まほろばソムリエ検定公式テキストブック』(山と渓谷社刊)によると、





般若寺(奈良市般若寺町) 
舒明天皇元年(629)に高句麗僧の慧灌が創建したと伝えられる。天平勝宝八年(756)の「東大寺古図」に伽藍が見え、その頃までに成立していたことは確か。寛平七年(895)頃に理源大師聖宝の弟子観賢が学問道場を開いて中興、平重衡の南都焼討ちで伽藍が焼失するも、鎌倉時代に西大寺の叡尊と忍性が再興した。








国宝の楼門、重要文化財の経蔵はその時に再建された鎌倉建築である。高さ14㍍の十三重石塔(重要文化財)は宋の石工、伊行末の手になり、近年修理の際に奈良時代の銅造如来立像、鎌倉時代の金銅舎利塔・金銅五重塔・水晶五輪塔四基・箱入法華経などが発見された。西国薬師第三番札所、関西花の寺第十七番札所であり、コスモスの寺として有名。





金曜日(2022.1.21)の毎日新聞奈良版に〈境内彩るスイセン見ごろ 般若寺 花弁を生けたグラスも〉という記事が出ていた。私はこの記事を見てお参りに行ったのである。記事には、







20日は一年で最も寒いとされる「大寒」――。奈良市般若寺町の般若寺では、寒さに強いスイセンが見ごろを迎えている。約3万本が境内を彩り、本堂の前には花弁を華やかなガラス鉢に生けた「スイセングラス」も設置、訪れる人たちの目を楽しませている。





寺によると、今年は気温が低い日が続いたため、花の付き具合が良く、2月初旬まで美しい姿を楽しめそう。20日、京都府京田辺市から訪れた無職、中川公明さん(64)は「秋のコスモスも良かったが、この時期のスイセンもきれいですね」と笑顔だった。



1、2月の拝観は午前9時~午後4時。大人500円、中高生200円、小学生100円。同寺(0742・22・6287)。【吉川雄飛】



しばらくご無沙汰していたので、とても広い駐車場ができていたのには、驚いた。目当てはスイセンだったが、ロウバイ(蝋梅)が咲いていたのは意外だった。香りがいいので、たくさんの参拝者が吸い寄せられ、花をカメラに収めていた。



「春はすぐそこ」を英語では、Spring is just around the corner.と言う。この around the corner(コーナーを曲がった)という言い回しが、なかなか日本人には思いつかないのだが、言い得て妙である。今冬はとても寒かったので、春の到来が待ち遠しい、しかしロウバイが咲いた、春はコーナーを曲がったぞ!

コメント
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