tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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一家相伝で味を受け継ぐ「豚菜館」(天理市二階堂)/昭和レトロ食堂(44)

2023年08月01日 | グルメガイド
久々の昭和レトロ食堂、今日は「特製ラーメン専門」とうたう「豚菜館」(天理市二階堂上ノ庄町24-6)を紹介する。土曜日(2023.7.29)に訪ねた。このお店は、奈良新聞の新連載「地元の味(4)」(7/26付)で紹介されていた。冒頭の一文は、


この写真と下の1枚は、奈良新聞のサイトから拝借した

地元住民だけでなく、県内外のラーメン好きに長く愛されているしょうゆラーメンの名店。ラーメン激戦区の奈良県天理市で、変わらぬ一杯を提供し続けてきた。来年、創業40周年を迎える。


2代目ご主人の福田義浩さん

ということは創業は昭和59年(1984年)、立派な昭和レトロ食堂である。場所は旧国道24号沿い、コメリ天理店のお向かいである(国道をはさんだ反対側)。道路沿いにフェンスがあるので、これまで見逃していた。沿道にはたくさんのラーメン店があり、まさに「ラーメン激戦区」だ。今のご主人は、先代の娘婿の福田義浩さん(58)で、もとは屋根職人さんだったという。


こんなにたくさんの焼豚が入っていた!追加したのは、メンマ(50円)だけなのに…

お店に入ると、カウンターの中には3人。これは福田さんと奥さん、そして3代目として店を継ぐ予定のご長男・翔馬さん(32)だろう。オープンキッチンなので、ラーメンを作るプロセスがよく分かる。見事な連係プレーでラーメンが作られ、運ばれてくる。店内は清潔で、冷房もよく効いている。奈良新聞の記事に、


奈良新聞の記者さんお薦めの味噌味にした、ほんのりピリ辛

しょうゆ味が看板だが、記者が個人的にお薦めしたいのはみそ味。少し辛めの味付けで、実は2代目もみそ味派だ。「どちらも味付けのさじ加減が難しくて神経を使う。気合いと根性で必死に味を守っていきたい」と力を込める。


麺は、京都の名店が多く使用している京都・近藤製麺所の細麺。つるつるシコシコ!

とあったので、私は味噌ラーメンの中(麺1玉、焼豚、野菜入)800円に、メンマ50円と小ライス150円をプラスした。締めて1,000円。焼豚が多くて驚いた。ご飯を注文していて、良かった!スープはほど良い「味噌味」。さすがに老舗、バランスの取れたラーメンだった。このお店のことは、奈良新聞のコラム「國原譜(くにはらふ)」(7/27付)でも紹介されていた。


チャーシューの切れ端(100円)をお持帰り。めんツユに入れて、いただいている

味に人あり、人に味あり。26日の本紙に掲載された「特製ラーメン専門『豚菜館』」の記事を読んでいたら、無性にラーメンが食べたくなった。2代目の福田義治さんは、「気合と根性で味を守っていきたい」と語る。

その味を受け継ごうと決心したのは32歳の長男翔馬さん。店を手伝い常連と接するうち、店が多くの人に愛され支えられていることを知った。初代から続く一家相伝の味を守る。

新連載「地元の味」が7月から始まった。県内で長く深く愛されてきた「味」を作り手の思いと共に紹介する。



2階は、住居スペースになっている

このお店のことは、南都銀行の観光サイト「ええ古都なら」の「超おすすめ!絶品ラーメン」でも紹介されていた。

お店の駐車スペースは8台分あるが、ピーク時には満車になるので、少し時間をズラして行くのが得策だろう。ラーメン激戦区で39年間親しまれてきた老舗名店、皆さんも、ぜひお訪ねください!
※食べログは、こちら

奈良新聞(7/26付)


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