今日の「田中利典師曰く」は、名言集(10)、「言葉を綴る(4)」(師のブログ 2012.6.22 付)から引用させていただいた。師がTwitterで発信された名言の「まとめ」である。名残惜しいがこの名言集は、あと1回で終了する。
※トップ写真は、吉野山の桜(3/31撮影)
タイトルの言葉(少し端折った)は、師が「ファイト!」という歌を聞いて思いつかれたそうだ。「僕にはまだファイトが残っていると自覚しています」と。師によれば、この頃がご自身の「絶好調時代」だったそうだ。この歌は中島みゆきの作詞作曲で、吉田拓郎もカバーしている。
このブログ記事には、優婆塞BBさんから「身に染みるようなお言葉とか、目が痛い(笑)ようなお言葉とか…。やはり、どれもみな永久保存版ですね。いっぱいのお言葉ありがとうございました!!」というコメントが入っていた。では、全文を紹介する。
言葉を綴る(4)
しばらくいろいろあって、パソコンから離れていたので、2日ほど、お休みでした。言葉を綴る…パート4をお届けします。
「ひそかに大事に生きることは、けなげで強い生き方だ」
~正直に生きることと、大仰に自分の生き様を言い立てて生きることは違う。勘違いしているわけじゃないけど、弱い自分をみせてしまう、さもしい自分を時として自覚する。でも、出来るだけ、けなげに生きて行きたいものです。
「愛しています。そのままの貴方を。そのままの私を。同じ時をご一緒出来て、とても幸せです」
~僕は今夜何人の人に愛しているって言ったかわからないくらい、繰り返して言った。あんたが嫌いっていう、100倍くらい、愛しているっていう言葉の方が幸せを教えてくれる。満足した夜です。
「まず精一杯に生きてみる。笑いながら生きてみる。回りの全てが輝いてみえるはずです」
~69日にわたる蔵王堂秘仏ご本尊ご開帳が今日で終わります。たくさんの方々のお参りをいただきました。多くの想いが全国からここ吉野山に寄せられました。多くの人々の様々な願いを大切にしたいです。
「自分らしく生きることが周りの人にいかに迷惑をかけていたとしても、それを受け入れてくれる人たちに囲まれて生きて来れたことに感謝したい」
~希有なことはたくさんある。でもその希有なことに恵まれてきたことを気づかないといけないし、感謝しないといけないとつくづく思う。
「ファイト!自分を励まさなければ、自分が自分でなくなるっていうくらい自分を自分で励まさなければ、人間は些細なことでさえも、負けてしまうものだよ」
~吉田拓郎の「ファイト」を聞きながらそう思い、僕にはまだファイトが残っていると自覚しています。
「愛と慈悲とはちがう。愛は渇愛、慈悲は慈しみ。慈しみには常にあらゆるものへの感謝が伴う」
~蔵王権現様の前にたたずむと、その形相におもわず後ずさりをするような怖さを感じるが、それに耐えてたたずめば、内なる慈悲を感じる。我欲や渇愛に生きる我が身もそのまま受け入れらてしまう大きな力。南無蔵王権現。
「全てを与えても与えきれない。全てを奪っても奪いきれない・・・それが我執というものだよ」
~あるがままに生きることはやはりなかなか難しい。常に我執という自分との戦い。流れのままと思っても、我が出てくるし、我に振り回される。我執も認めた上で、自由な自分を生きたいものだ
「与えられたものが全てなんです。受け入れること、感謝すること、そして希望をもつことです」
~今の自分を自分たらしめる、全部のことは何かによって与えられしもの。父も母も妻も子も、友人も師も弟子も同僚も。そう思えば心は広がり、自分を越えた何かと出会えるような気がします。
※トップ写真は、吉野山の桜(3/31撮影)
タイトルの言葉(少し端折った)は、師が「ファイト!」という歌を聞いて思いつかれたそうだ。「僕にはまだファイトが残っていると自覚しています」と。師によれば、この頃がご自身の「絶好調時代」だったそうだ。この歌は中島みゆきの作詞作曲で、吉田拓郎もカバーしている。
このブログ記事には、優婆塞BBさんから「身に染みるようなお言葉とか、目が痛い(笑)ようなお言葉とか…。やはり、どれもみな永久保存版ですね。いっぱいのお言葉ありがとうございました!!」というコメントが入っていた。では、全文を紹介する。
言葉を綴る(4)
しばらくいろいろあって、パソコンから離れていたので、2日ほど、お休みでした。言葉を綴る…パート4をお届けします。
「ひそかに大事に生きることは、けなげで強い生き方だ」
~正直に生きることと、大仰に自分の生き様を言い立てて生きることは違う。勘違いしているわけじゃないけど、弱い自分をみせてしまう、さもしい自分を時として自覚する。でも、出来るだけ、けなげに生きて行きたいものです。
「愛しています。そのままの貴方を。そのままの私を。同じ時をご一緒出来て、とても幸せです」
~僕は今夜何人の人に愛しているって言ったかわからないくらい、繰り返して言った。あんたが嫌いっていう、100倍くらい、愛しているっていう言葉の方が幸せを教えてくれる。満足した夜です。
「まず精一杯に生きてみる。笑いながら生きてみる。回りの全てが輝いてみえるはずです」
~69日にわたる蔵王堂秘仏ご本尊ご開帳が今日で終わります。たくさんの方々のお参りをいただきました。多くの想いが全国からここ吉野山に寄せられました。多くの人々の様々な願いを大切にしたいです。
「自分らしく生きることが周りの人にいかに迷惑をかけていたとしても、それを受け入れてくれる人たちに囲まれて生きて来れたことに感謝したい」
~希有なことはたくさんある。でもその希有なことに恵まれてきたことを気づかないといけないし、感謝しないといけないとつくづく思う。
「ファイト!自分を励まさなければ、自分が自分でなくなるっていうくらい自分を自分で励まさなければ、人間は些細なことでさえも、負けてしまうものだよ」
~吉田拓郎の「ファイト」を聞きながらそう思い、僕にはまだファイトが残っていると自覚しています。
「愛と慈悲とはちがう。愛は渇愛、慈悲は慈しみ。慈しみには常にあらゆるものへの感謝が伴う」
~蔵王権現様の前にたたずむと、その形相におもわず後ずさりをするような怖さを感じるが、それに耐えてたたずめば、内なる慈悲を感じる。我欲や渇愛に生きる我が身もそのまま受け入れらてしまう大きな力。南無蔵王権現。
「全てを与えても与えきれない。全てを奪っても奪いきれない・・・それが我執というものだよ」
~あるがままに生きることはやはりなかなか難しい。常に我執という自分との戦い。流れのままと思っても、我が出てくるし、我に振り回される。我執も認めた上で、自由な自分を生きたいものだ
「与えられたものが全てなんです。受け入れること、感謝すること、そして希望をもつことです」
~今の自分を自分たらしめる、全部のことは何かによって与えられしもの。父も母も妻も子も、友人も師も弟子も同僚も。そう思えば心は広がり、自分を越えた何かと出会えるような気がします。