快晴となった4/12(日)、京都市東山区の円山(まるやま)公園から白川沿いの新橋通周辺を歩いてきた。新橋の辰巳神社近くで昼食をとるのが目的だが、少し早い目に着いて、京の花見を楽しんだ。
今年京都では、春先の陽気で桜(ソメイヨシノ)が3/19に開花した。しかしその後は気温が上がらず、満開を迎えたのが4/5と、満開まで17日も要した。これは過去最長を6日も上回る記録更新だった。
古(いにしへ)の奈良の都の八重桜 けふ円山で匂ひぬるかな
しかし私たちが訪ねたのは4/12で、満開宣言から1週間も経っているので「桜は残っているだろうか」と心配していたが、公園の周辺には遅咲きのしだれ桜や八重桜があって、ちゃんと私たちを迎えてくれたのは有り難いことだった。
公園内には屋台がたくさん出ていて、ビニールシートを敷いて花見を楽しむ人も多かった。池のほとりから、カントリー調の「上を向いて歩こう」が聞こえてきた。外国人が弾き語りで、英語版の「SUKIYAKI」ではなく、ちゃんと日本語の元歌を歌っているのだ。彼は有名人なのだそうだが、私が目にするのは初めてだ。この日は最高気温が25℃を超える夏日で、人力車も大変そうだった。
公園を出て新橋通を歩くと、ここもたくさんの人出だった。着物を着て写真を撮っている人たちや、絵を描いている人がいる。
日本女性はやはり着物。奥さんたち、キマってる!
人だかりができていたので見ると、舞妓さんだった。「都をどり」から抜け出してきたのだろうか。しかしよく見ると、何となく動作がぎこちない。「本職ですか」と聞くと「いいえ観光客です」とのことだった。舞妓姿になってこの通りを歩けるという有料サービスがあるのだ。そういえばずいぶん以前にも、JR東海が、東京からそんな日帰りツアーを売り出して好評だったと聞いたことがある。
ガイジンさんたちも大喜び
舞妓体験スタジオ「夢工房」
通りに20mほどの行列ができていた。たどって行くと、甘味どころ「ぎをん 小森」というお店だった。Yahoo!グルメによると《元お茶屋の町家を生かした、風情たっぷりの甘味処。白川の見える座敷で、丹波大納言や吉野くずを使った甘味が味わえる。白玉クリームあんみつが人気》ということだ。
http://gourmet.yahoo.co.jp/0005172322/
ぎをん小森。男性客の姿もちらほら
一番人気の白玉クリームあんみつ(画像はYahoo!グルメより)
京都には日本人も外国人も、若者も中高年も、道路からはみ出るほど人が来る。楽しい演出や美味しいスイーツが、ユビキタスにある(遍在している)。探さなくても不便はないが、探せばより良いものが見つかる。伝統の良さを残す一方で、新しいものを取り入れる柔軟さがある。これらがあいまって、京都に人を引きつける。奈良も学ばなければ…。
今年京都では、春先の陽気で桜(ソメイヨシノ)が3/19に開花した。しかしその後は気温が上がらず、満開を迎えたのが4/5と、満開まで17日も要した。これは過去最長を6日も上回る記録更新だった。
古(いにしへ)の奈良の都の八重桜 けふ円山で匂ひぬるかな
しかし私たちが訪ねたのは4/12で、満開宣言から1週間も経っているので「桜は残っているだろうか」と心配していたが、公園の周辺には遅咲きのしだれ桜や八重桜があって、ちゃんと私たちを迎えてくれたのは有り難いことだった。
公園内には屋台がたくさん出ていて、ビニールシートを敷いて花見を楽しむ人も多かった。池のほとりから、カントリー調の「上を向いて歩こう」が聞こえてきた。外国人が弾き語りで、英語版の「SUKIYAKI」ではなく、ちゃんと日本語の元歌を歌っているのだ。彼は有名人なのだそうだが、私が目にするのは初めてだ。この日は最高気温が25℃を超える夏日で、人力車も大変そうだった。
公園を出て新橋通を歩くと、ここもたくさんの人出だった。着物を着て写真を撮っている人たちや、絵を描いている人がいる。
日本女性はやはり着物。奥さんたち、キマってる!
人だかりができていたので見ると、舞妓さんだった。「都をどり」から抜け出してきたのだろうか。しかしよく見ると、何となく動作がぎこちない。「本職ですか」と聞くと「いいえ観光客です」とのことだった。舞妓姿になってこの通りを歩けるという有料サービスがあるのだ。そういえばずいぶん以前にも、JR東海が、東京からそんな日帰りツアーを売り出して好評だったと聞いたことがある。
ガイジンさんたちも大喜び
舞妓体験スタジオ「夢工房」
通りに20mほどの行列ができていた。たどって行くと、甘味どころ「ぎをん 小森」というお店だった。Yahoo!グルメによると《元お茶屋の町家を生かした、風情たっぷりの甘味処。白川の見える座敷で、丹波大納言や吉野くずを使った甘味が味わえる。白玉クリームあんみつが人気》ということだ。
http://gourmet.yahoo.co.jp/0005172322/
ぎをん小森。男性客の姿もちらほら
一番人気の白玉クリームあんみつ(画像はYahoo!グルメより)
京都には日本人も外国人も、若者も中高年も、道路からはみ出るほど人が来る。楽しい演出や美味しいスイーツが、ユビキタスにある(遍在している)。探さなくても不便はないが、探せばより良いものが見つかる。伝統の良さを残す一方で、新しいものを取り入れる柔軟さがある。これらがあいまって、京都に人を引きつける。奈良も学ばなければ…。
> 洗練度ではかなり水をあけられている。食べる楽しみも大きい。
確かに京都は磨き上げられています。美味しい食べ物屋も多いです。「定住人口」の差は如何ともし難いところですが、奈良県内でも「数は少ないが、とっておきの美味しい店がある」という風に持って行かなければいけませんね。
> 古きよきものを熟知しているので、新しいものを取り入れ、活かす
> 事が出来るのでしょう。それと、遊び心を皆さん持ってらっしゃる。
瓢亭の朝がゆ(4555円)は《昔 祇園界隈で夜遊びした京の旦那衆が 朝帰りに芸者さんと連れだって 寝ている主人を起こし「なにか食べさせて」と言われ粥を作って出したのが始まり》(HP)といわれています。こういう部分が、奈良にはありません。
> 大学が多くあり、毎年毎年、地方からやってくる学生を
> 温かく迎える地域性と無関係ではない気がします。
京都に下宿していた同僚は、大学の思い出はほとんどなさそうですが、京都の思い出はたくさんあって、今でもよく語りぐさになります。京料理だけでなく、学生の好きなラーメンなどのB級グルメが多いのもその関係でしょう。
全国的にも、観光客数では京都の一人勝ち状態です。奈良は京都をそのまま真似るのではなく、奈良の良さを残しつつ、集客上手なところを見習わなければいけません。
大学が多くあり、毎年毎年、地方からやってくる学生を温かく迎える地域性と無関係ではない気がします。
かくいう私も、大学の4年間を京都で過ごしました。
学業はさることながら、京都での楽しい思い出を胸に、学生は各地へ去っていきます。そして自らは生涯の京都応援団になる一方、良さを周りの人に伝えるため、京都に魅せられる人は増える一方です。
祇園界隈はこの時期、(いつも?)人が多いですね。
京都は、見るもの、食べるもの、奥深いです。
古きよきものを熟知しているので、新しいものを取り入れ、活かす事が出来るのでしょう。
それと、遊び心を皆さん持ってらっしゃる。
自分が楽しまなくちゃ、人を楽しませること、出来ないですものね。