tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

梅光軒の塩野菜ラーメン

2008年03月26日 | グルメガイド
先日(3/19)、このブログで東京の「ちゃぶ屋」を紹介すると「地元の美味しいラーメンのことも書いてほしい」とリクエストをいただいた。確かに、あまり触れていなかったことに今さらながら気がついた。これからは他の記事の合間に、時々は地元のラーメンを紹介することにしたい。
※ちゃぶ屋(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/377712d21d6f66fc3fc8aef863be9a4f

写真は「旭川ラーメン 梅光軒」(奈良市大宮町)の「塩野菜ラーメン」(800円)だ。私は今まで、ここの「塩ラーメン」(650円)ほど美味しい塩ラーメンを食べたことがない。それに野菜をトッピングしたのが、この逸品である。

生駒市生まれの若者が、北海道・旭川で修行した後、のれん分けを許されて奈良にオープンした店だ。スープは昆布と豚骨のベースプに炒った塩が入り、奥行きのあるものに仕上がっている。これに縮れ麺が絶妙にからむ。
http://gourmet.yahoo.co.jp/0005272063/M0029010489/

トッピングの野菜は吟味されたキャベツ、ニンジン、ピーマン、玉ねぎなどで、これに豚ミンチを加えてさっと炒めてある。太くて柔らかいメンマも、驚くほど美味しい。お好みでバター(100円)を追加するのも良い。

明るくて清潔な店なので、女性客にもおススメである。ただし野菜をトッピングすると相当なボリュームになるので、自信のない方は「小」(100円引き)をオーダーされた方が良いだろう。他に醤油と味噌もあり、値段は同じだ(こちらも美味しい)。味の濃さや麺の硬さも指定できる。お昼(11:30~14:00)にはランチメニューがあり、食べ放題のご飯が50円で付く。

奈良県下で最も美味しい塩ラーメン、いちどお試しを。

※奈良市大宮町7-2-41 ヤマトビル 1F  電話 0742-35-5574
営業時間 11:30~14:00、17:00~23:00(土・日曜、祝日は11:30~23:00)火曜休

※新大宮駅南側から線路沿いに西へ歩く。佐保川に突き当たると少し南にある橋を西へ渡る(大宮通沿いのパチンコ店裏手。ROUND1の北側・市役所の東側)。写真は昨年12/17の撮影。
コメント (4)
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行ってきました!「夢しるべ 風しるべ」

2008年03月25日 | グルメガイド
この土曜日(3/22)、待望の「ふれあい回廊 夢しるべ 風しるべ」(奈良市春日野町)に行ってきた。

3/20のオープン日はあいにくの雨だったが、セレモニーには約200人が出席。来賓は、荒井正吾知事(尾田社長の同級生)、上野道善東大寺管長、西口広宗奈良商工会議所会頭、小林哲也近畿日本鉄道社長などが駆けつけたそうだ。
http://www.nara-np.co.jp/n_soc/080321/soc080321a.shtml

写真はお隣にある「奥村記念館」の2階から施設の敷地を撮ったものだ。正面の細長い建物が「鉄道ジオラマビュッフェ」、向かって右隣の大きな屋根が「産地直送 大和百菜」(西側)と「奈良銘酒処 ももたろう」(東側)、左の鉄筋が「黒川本家」(1F)と「志まづ」(2F)、左手前の和風建築がそば屋「わらべ 喜庵」である。
※「ふれあい回廊 夢しるべ 風しるべ」の公式ホームページ
http://www.yume-kaze.com/

ぐるりとひと回りしてみたが、とても面白い施設だ。販売している菓子も野菜も酒も雑貨も、グレードが高い。ジオラマはガラス越しに覗いただけだが、みんな楽しそうに遊んでいた。小腹が空いていたので、「喜庵」のもりそば(800円)と「味穂」のソースたこ焼き(8個420円)を試してみた。
※もりそばの写真
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/42/e04bd92491ce374566354e6790ce6bb0.jpg

そばに、おろしワサビ(自分ですり下ろす)が付いてくるところが嬉しい。トロリとしたたこ焼きは、昔懐かしい木製の舟皿に入っている。店構えもクラシックだ。何だか「明治村」に紛れ込んだようなレトロ感が漂っている。
※味穂(入口付近)の写真
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/f3/21852199061a8700b4e29d547c0415d8.jpg

飲食店は全て午後10時まで営業するのかと思っていたら、そうではなく、風月とジオラマだけだった。あと喜庵と志まづは午後9時までで、他はもっと早く閉まる。志まづは室生寺前店に行ったことがあるが、とても美味しかったので、ぜひ再訪したいと思っている。
※四季料理 志まづ(ブログ内) 
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/0088d0d6e5465d81aef1038da14bce0b

私が入館したのは午後4時頃で、かろうじて駐車スペースがあった(土曜日なので、もう少し早い時間帯なら満車だったところだ)。しかし5時を過ぎると、どんどん車が減っていった。この駐車場は、館内で2千円以上買えば2時間無料になる。周囲の有料駐車場が千円ほどするので割安なのだが、夕方にガラ空きになってしまうようだと、商売的には大変だろう。

この施設、新聞などには取り上げられたが、まだPRは十分浸透したとはいえない段階だ。こういう施設が呼び水になれば、(特に夜の)奈良にもっとお客を呼べる仕組みができるだろう。地元民が率先して利用し、奈良の定番スポットに育てていきたいものだ。
※まもなくオープン!「夢しるべ 風しるべ」 (ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/7efaa04d426ae94b7e7b4fb9cea548bf
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鹿男あをによし第10話(最終回)

2008年03月24日 | 鹿男あをによし
3/20(木)、「鹿男あをによし」の最終回が放送された。あらすじをlivedoor番組表から拾うと

《小川(玉木宏)は、堀田(多部未華子)から受け取った"目"を草の上に置く。そして、ナマズを鎮めるためのすべての儀式が無事に終わる。翌日、盗難疑惑は解けたものの、学校にいられなくなった小川は退職することに。藤原(綾瀬はるか)は教師たちに反発するが、小川は疑惑が解けただけで十分だとすっきりとした表情を見せる。その後、鹿に会いに行った小川は、約束通り自分と堀田の顔を元に戻してほしいと頼む。ところが、鹿がかなえられる望みは1つだけで、小川か堀田のどちらかの顔しか元には戻せないという。それを聞いた小川は激高する》

しかし藤原先生が鹿と直談判した結果、小川先生も堀田も顔が元に戻り、めでたしめでたしとなる。この回には「二つのキス~冒険の終わりが恋の始まり」というタイトルが付いていたが、それは小川と藤原の恋の始まりのキスと、堀田が小川の顔を元に戻すキス、ということだった。

私は3/13に猿沢池畔でロケ現場を見たと書いたが、やはりそれは小川が東京へ帰るシーンだった。興福寺の52段(石段)が効果的に使われていた。このドラマでは黒沢映画のように望遠レンズを多用していたので、背景が手前に浮き立つように見えて(くっつき効果)、とても迫力があった。

小川が東京へ帰るため、京都行きの急行に乗り込んだのは、近鉄天理駅だった。駅名表示は「奈良」だったが。確かに地下駅である近鉄奈良駅より天理駅の方が、ターミナル(頭端駅)の感じがよく出る。

ラストは、教頭のリチャードが、(小川が「鹿に聞いた」とウソをついた)「卑弥呼の墓の場所」を聞き出そうと、飛火野の鹿たちに鹿せんべいを振る舞いながら次々と話しかける、というユーモラスなシーンだった。児玉清の演技力には感服。

solianoさんの情報によれば、この回の視聴率は、関東11.2%、関西9.8%と、東高西低で終了した。年代別には、男性:20代9.9%、30代4.0%、40代6.8%、50代以上4.3%。女性:20代6.4%、30代6.6%、40代13.6%、50代以上8.4%と、中高年女性が頑張っていた。

重(しげ)さん役の佐々木蔵之介の実家は京都の佐々木酒造で、solianoさんによれば《「聚楽菊」というお酒はたいへんおいしいと思います》とのことである。調べてみるとこの会社は、もと聚楽第(関白秀吉の邸宅)のあった場所にあり、「聚楽第」「聚楽菊」「古都」などの銘酒を製造している。ホームページも、とてもきれいだ。
http://jurakudai.com/web/index.html

ドラマは終わったが、鹿Tシャツが売られたり観光客が増えたりと、この番組の効果は地元のあちこちに出てきている。ピックアップしてみると

○ホテル日航奈良の「鹿男あをによし」宿泊プランが人気を集めている。同ホテルのHPには、原作者(万城目学氏)のインタビューも掲載された。
http://www.nikkonara.jp/shikaotoko.html

○奈良公園の「鹿寄せ」には見物客が3倍に増え、鹿が怖がって寄ってこないという。
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK200803080083.html

○荒井知事は、ドラマに出てくる鹿ロボットを平城遷都1300年祭のPRに使いたいとラブコールを送った。県議会での質問に答えたものだが「玉木宏さんを非常勤副知事にしてほしい」という提案もあり、これには「制度的にムリ」と答弁した。
http://mainichi.jp/area/nara/news/20080319ddlk29010500000c.html

○魚佐旅館(奈良市・猿沢池畔)は、ドラマロケ地の情報をA4版9枚にまとめ、宿泊者などに配布している。
※鹿男あをによし ロケ情報(Yahoo!ブリーフケース内)
http://briefcase.yahoo.co.jp/bc/tetsuda_n/vwp2?.tok=bcI_AxaB3vcuP4o0&.dir=/7fbb&.dnm=%bc%af%c3%cb%a5%ed%a5%b1%c3%cf%a1%ca%b5%fb%ba%b4%ce%b9%b4%db%c4%f3%b6%a1%a1%cb.doc&.src=bc

万城目学氏は「奈良は京都に比べると、発信力が弱い。その意味では、平城遷都1300年祭はいいチャンスじゃないでしょうか」(朝日新聞奈良版 3/19付)と語っていたが、せっかくのドラマの人気をうまく1300年祭(2010年)につなげなければいけない。

奈良は情報発信力が弱いだけでなく、何かがヒットしても、それを次の展開につなげることが苦手だ。古くはシルク博だが、灯花会も正倉院展も、もっと工夫の余地がある。ドラマの余熱が冷めないうちに、次に打つ手を考えよう。

※鹿男あをによし第9話(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/d/20080317

※写真は「目だよ、先生」のシーン(に似たシーン)。ストロボをたくと、鹿の目がこんなに光ってしまった。2月上旬、春日大社境内で撮影。
コメント (17)
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桜が咲いた!

2008年03月23日 | 写真
好天の行楽日和となった昨日(3/22)、大和郡山市の椿寿庵(西畑邸)を訪れると、お庭の桜が開花していた。

奥さんは「早く咲かせようと枝を払ったら、こんなに早くなりました」とおっしゃる。強い朝の日射しを浴びて、キラキラと輝いていた。佐保川で梅が開花してから、1か月で桜が咲いたことになる。
※梅が咲いた!(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/f0daf40b56b2e0fe658a981990d854b2

読売新聞(3/20付)によると、奈良の開花予想(気象庁)は3/28だ。日本気象協会とウェザーニュース(気象情報会社)は、いずれも3/31と予想している。平年は4/1なので今年は少し早めだが、椿寿庵ほど早いのは例外的といっていいだろう。

お水取りが3/14に済み、暖かい日が続いたのでコートを仕舞ったが、時々寒の戻りが来る。「寒さの果ても彼岸まで、まだあるわいな一切経」という奈良の俚謡は、良いところを突いていたのだ。
※まだあるわいな!一切経(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/392d750155e5a5fa35498ecca99eba83

日曜日の今日(3/23)は、低気圧の接近で午後から天気は崩れそうだが、せっかく咲いたこの桜、しばらくは散るのを我慢して、椿との豪華な競演を見せていただきたいものだ。
※椿寿庵(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/acf1ada2fb927678c95c27a7fc0bd61d
コメント (2)
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花の寺・船宿寺

2008年03月22日 | 奈良検定
昨日に続き、葛城の社寺をもう1つ。船宿寺(せんしゅくじ・御所市五百家)は、当麻寺から五条・高野山に向かう高野街道沿いの寺(高野山真言宗)である。「五百家」は「いうか」とか「ゆうか」と読む。「かもきみの湯」の東側である。
http://www.kintetsu.co.jp/spot/spot_info/spot0000289.html

奈良検定テキストによると《神亀年間(724~729)に当地を訪ねた行基が夢で老人の託宣を聞き、東の山中にある舟形の大岩に薬師如来を祀ったことに始まるといい、平安時代には空海が留錫したといわれる》。

またテキストの「奈良の花の名所」の章ではツツジの名所として紹介されていて《ヒラドツツジ、キリシマツツジ、サツキがひと月以上にもわたって咲き継ぐ》とあり、5月上旬をピークにたくさんの参拝客が訪れる。写真は1/3に訪ねたときのものだが、右手にツツジの木が写り込んでいる。

門前に「花暦」の看板があって、そこにはツツジ(4月下旬の霧島ツツジ~6月上・中旬のサツキ)をはじめ、11月中旬~1月のサザンカ、2~3月の梅、4月上旬の桜・馬酔木・椿・白木蓮・芝桜、6月上・中旬のアジサイなどが紹介されている。

お寺の奥さんは「船宿寺花だより~魂のともたち~」というブログを開設し、四季折々の花や庭の様子を紹介されているので、これをチェックしてから訪ねるのも良いだろう。先月(2月)の終わりにデジカメが壊れ、しばらく写真が登場しないのは寂しいのだが。
http://blog.goo.ne.jp/mamiwami33

それほど大きな寺ではないが、境内はよく掃き清められ、庭木の手入れも行き届いている。裏山を借景にした池泉回遊式の庭園もある。金剛山・葛城山の眺望も素晴らしいので、ぜひお訪ねいただきたい。
http://www.naraliving.com/sneaker/sonota_03.html
コメント (2)
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