tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良のうまいもの会 認定プレミアム商品(第2回)/吉野の葛餅、柿もなか、桜ちいず!

2017年02月14日 | グルメガイド
2月8日(水)、「奈良のうまいもの会」が主催する「第2回 認定プレミアム商品審査会」が、奈良ロイヤルホテルで開催された。私は奈良のうまいもの会顧問として、前回に引き続き審査委員長を拝命。全商品をじっくり味わって審査に臨んだ。詳報が奈良新聞(2/11付)に掲載されたので、以下、全文を紹介しておく。





「奈良の葛餅」がグランプリ
「柿もなか」や「桜ちいず」も 奈良のうまいもの 認定プレミアム商品に

飲食店や生産者などでつくる「奈良のうまいもの会」(井上昇会長)の第2回「認定プレミアム商品」審査会が8日、奈良市法華寺町の奈良ロイヤルホテルで開かれた。グランプリにはよしのや(奈良市)「吉野の葛(くず)餅」が選ばれ、2位の奈良吉野いしい(五條市)「柿もなか」。3位の奈良祥樂(斑鳩町)「奈良の桜ちいず」とともに、認定商品となった。



井上昇会長の開会挨拶



平成27年1月に続き2回目の開催。同会は認定された商品を会の広報誌などでPRしつつ、認定商品を増やして「奈良のうまいもの」ブランドの確立につなげる考え。審査会には関係者約60人が参加。「奈良のうまいもの」登録商品200点の中から立候補した12社17点が出品され、出品者が商品の特長などをプレゼンテーションした。井上会長をはじめ県や調理師連合会、報道の関係者ら12人は試食もして審査を行った。


1位(グランプリ)に輝いたのはよしのや(奈良市)の「吉野の葛餅」


2位は奈良吉野いしい(五條市)「柿もなか」


3位は奈良祥樂(しょうがく 斑鳩町)「奈良の桜ちいず」(左。右は「奈良の都ちいず」)

審査後、審査委員長のNPO法人奈良まほろばソムリエの会専務理事の鉄田憲男さんが各認定商品を講評。吉野の葛餅は「奈良らしく、パッケージも楽しい」、柿もなかは「特産の柿が年中おいしく食べられる」、桜ちいずは「奈良の清酒の酒かすを使用し、高級感と企画力がある」などと述べ、各代表者に木製の盾を手渡した。


「べっぴん奈良漬」には「激辛みそ」味も登場、辛くて美味しい!


おなじみ山崎屋の「きざみ奈良漬」。私は帰省の折、いつも買って帰る


三輪山本の「麦縄菓子」は、そうめんのルーツ「麦縄」をカリッと揚げたお菓子だ

また、中国菜館桂花(生駒市)「大和抹茶当帰葉ラテ」▽釜めし玉や(葛城市)「ヤマトポーク角煮の釜めし」▽かめいあんじゅ(大阪市北区)「大和トウキ漬けピクルス」―の3点が審査員特別賞に選ばれた。


中国菜館桂花(生駒市)「大和抹茶当帰葉ラテ」のプレゼン。下は展示ブース




舟知節子さんの「吉野の葛餅」のプレゼン。下は現物



グランプリの吉野の葛餅は、パッケージに奈良の行事や風景を描いた商品。よしのやの舟知節子専務(57)は「吉野本くずを使用し、つやとこしがあって食感がいい。黒蜜ときな粉をかけるとやみつきになりますよ」とPRした。


釜めし玉やさんの「ヤマトポーク角煮の釜めし」のプレゼン


「ヤマトポーク角煮の釜めし」(下の写真も)



なお毎日新聞奈良版(2/9付)には《よしのやの舟知節子さん(57)は「吉野本葛を使い、ツヤ、コシが格別」などとPR》、産経新聞奈良版(2/10付)には《同会の芦高清友実行委員長(38)は「今後も『奈良ならでは』のうまいものを生みだし、発信していきたい」と話した》等々と紹介された。


かめいあんじゅ「奈良ピックルス」のプレゼン。現物は下の写真


「奈良ピックルス」(大和トウキ漬けピクルス)






奈良祥樂の「奈良の都ちいず」「奈良の桜ちいず」のプレゼン

今回は前回よりはるかにレベルが上がっていて、採点には苦労した。入賞した商品は、激戦を勝ち抜いたスグレモノばかりだ。「吉野の葛餅」は、歯ごたえが良く、本葛ならではの味わいが評価された。舟知さん手描きのパッケージもいい。「柿もなか」は、生柿の食感が残っているところが新鮮だ。「桜ちいず」は、清酒「奈良の八重桜」の酒粕を使うというアイデアが冴えている、味もいい。


石井物産の「柿もなか」のプレゼン。同社の商品は最近、グンと味が良くなった


餡のなかに柿のツブツブが見えるだろうか

「大和抹茶当帰葉ラテ」は、ヤマトトウキ(大和当帰)という薬草をうまく抹茶とミックスして美味しいラテに仕上がっている。「ヤマトポーク角煮の釜めし」は、珍しい豚肉を使った釜飯で、これは元気がつくし若い人にも受け入れられるだろう。「奈良ピックルス」(大和トウキ漬けピクルス)は、大和当帰を漬けた酢を使い、そこにいろんな野菜を漬け込んだもので、洋風のつまみとしてピッタリだし、鹿の形にくりぬいたニンジンが奈良の雰囲気を出している。

まる半日かかった大変な審査会だったが、「奈良はうまいものばかり」が、これで実証された格好だ。奈良のうまいもの会の皆さん、これからも良い商品をどんどん広めてまいりましょう!


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ナント・なら応援団、8年目に突入/奈良新聞に大きく紹介されました!

2017年02月10日 | 観光にまつわるエトセトラ
今朝(2/10)の奈良新聞に「ナント・なら応援団」の記事広告(最終面の全面)が掲載された。見出しは《南都銀行OB・OGのボランティア・グループ ナント・なら応援団 親切・丁寧なガイドに定評》である。2010年1月の発足から8年目を迎えた同応援団の活動が詳しく掲載されている。全文を紹介すると、

「観光立県」をめざす奈良県において、南都銀行(頭取:橋本隆史氏)は県観光の活性化に力を入れている。年に2回開催している観光振興のためのセミナー「観光力創造塾」は、1月30日の開催で7回目を迎えた。11年前に開設した地域ポータルサイト「ええ古都なら」は昨年7月に全面リニューアル。観光情報だけでなく、本県の優れた地域資源を紹介している。

このような同行の多彩な観光振興活動のなかでも特筆すべきは、同行OB・OG40人から構成されるボランティアガイド・グループ「ナント・なら応援団」(代表幹事:門口誠一氏)だ。社寺でのガイドに加え、最近では、大手旅行会社と連携し、バスツアーへの参画やガイドも行っている。結成から8年目を迎えた「ナント・なら応援団」の最近の動きを紹介しよう。


平城遷都1300年祭を契機にスタート
「ナント・なら応援団」の活動がスタートしたのは、平城遷都1300年祭が開催された平成22(2010)年1月。同祭の「祈りの回廊 奈良大和路秘宝・秘仏特別開帳」事業の対象寺院などにおいて、拝観者へのガイドを行うために結成された。同祭の2年前(平成20年)、同事業の担当者から「特別開帳を望む社寺は多いが、人手が足りなくて困っている」という声を耳にしたのがきっかけだった。

同行退職者に声をかけると28人のメンバーが集まった。平成21年夏、奈良大学から教授陣を招き、20時間(1時間は80分)の特別講義を受講し、また実際に寺院なども訪ねて、ピカピカのガイドに育て上げた。会期途中から8人の追加応募を受け、メンバーは計36人に。

最終的に22年中にガイドを行った寺院などは、1年間で延べ19ヵ所に上った。同団メンバーのガイドは元銀行員ならではの親切・丁寧な応対で好評を博し、新聞やテレビに大きく取り上げられた。



奈良の観光振興に貢献大
22年末には奈良県知事からも感謝状を受領。当初、同祭の1年間だけの予定だったが「23年以降も、継続してガイドをしてほしい」(県観光局)との依頼があり、その後も継続、今年で活動は8年目を迎えた。同団の代表幹事で、研修のインストラクターも務める門口誠一さんは「あっという間の7年でした。これからも、社寺や拝観者に喜んでいただけるガイドに努めます」と意欲を燃やす。

全国の金融機関で初、大手旅行会社との連携ツアーでガイドも
さらに昨年は大きな進展があった。同行はクラブツーリズム(代表取締役社長 小山佳延氏)と連携。奈良県南部・東部地域を巡る3本の日帰りバスツアー「南都銀行おすすめの奈良再発見ツアー」を実施したのだ。

同団メンバーはツアープランの策定段階から参画し、ガイドも同団メンバーのうち、奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)の最上級である「奈良まほろばソムリエ」の有資格者4人が担当した。金融機関が旅行商品の企画やガイドにまで参画するツアーは、全国でも初の取組みである。

ツアーで県南部・東部地域の観光を振興
ツアーは大阪発着で、紅葉の天川村(11月7日)、丹生川上三社(11月21日)、桜井・纒向(12月12日)の3本。いずれも県南部・東部地域の観光振興をねらいとして実施された。大阪府下を中心に多くの参加者を集め、今後も継続して実施される予定だという。

クラブツーリズム関西テーマ旅行センターの宮本津由支店長は「企画・下見から添乗まで生みの苦しみを、パートナーとして共有できたことに感謝。今後も奈良の奥深い魅力発掘・発信を一緒にしてまいりたい」と語る。

他のボランティア団体と交流研修会を開催
このように活発に活動する「ナント・なら応援団」に対し昨年、「大津市生涯学習センターボランティア連絡協議会」から「交流研修会を実施したい」との依頼があった。同団の活動の実態を知り、今後の同会の活動の参考にしたいとの趣旨だ。

11月15日午前、大津市から約30人のメンバーを同行本店に迎え、「ナント・なら応援団」からは5人のメンバーが3グループに分かれて意見交換。午後からは奈良市内の寺院でガイドを実演、活動の一端を見てもらった。

大津からの参加者は「手元資料も見ずに流ちょうな説明をされたことに、とても驚きました。言葉の端々から地元愛が伝わってきて、説明を聞いた人は、きっと奈良が大好きになって帰られることでしょう」と話した。

奈良ならではの活動 今後の発展に期待
「ナント・なら応援団」には今後も大きな期待が寄せられている。同行の河井重順常務取締役は「他の銀行にはない、奈良に本拠を置く当行ならではのユニークな活動。社寺での定点ガイドのほか、ウォーキングツアーやバスツアーのガイド、講演活動など、これからも活動の幅を広げていってほしい」と期待を寄せる。

この活動は、拝観者や社寺に喜んでいただくだけではなく、同団メンバーであるOB・OG自身の生きがいづくりにも役立っている。また同行のCSR(企業の社会的責任)としても位置づけられている。まもなく10年目を迎える「ナント・なら応援団」の今後の発展に、大いに期待したい。

「ナント・なら応援団」とは
平成22年(2010年)1月、「平城遷都1300年祭」の「祈りの回廊 奈良大和路 秘宝・秘仏特別開帳」事業の対象となる寺院などにおいて、拝観者へのボランティアガイドを行う団体として発足。メンバーはすべて南都銀行OB・OGで構成され、当初は28人でスタート。その後毎年団員の入れ替わりがあり、現在は40人・平均年齢は約65歳。事務局は、同行において観光振興支援を担当する「公務・地域活力創造部」に置かれている。
南都銀行 公務・地域活力創造部(電)0742-27-1611


私は同団の創設当初から関わっている。この仕組みを起案し、経営会議に諮った。承認を得てメンバーを募集。このあとが大変だった。カリキュラムを作り、奈良大学に出向いて教授陣の派遣をお願いした。夏休みの期間中、1日2時間(80分×2回)の座学を10日間と現地(寺院など)研修。2010年1月からは、希望する寺院などにメンバーを次々と派遣。人手が足りない日には私も出向いてガイドした。

予想以上に寺院などから派遣希望があったので、途中でメンバーを増員。同年末に知事さんから感謝状をいただいて「やれやれ、これで終わった!」と思ったのもつかの間、「ぜひ、2011年以降もお願いします」となり、現在に至っている。

同団メンバーの物故者は、これまでに2名。いずれも奥さんから「主人は常々、応援団でボランティア活動ができるのが一番の楽しみ、と言っていました」とおっしゃっていただき、感謝感激である。

メンバーの確保が第一の課題だが、退職者の(65歳までの)雇用延長制度ができたことで、入団者が減少の一途をたどっている。これからは機会を捉えては参加を呼びかけたいと思っている。

皆さん、お寺などで赤いベストを見かけられたら、ぜひ一声おかけください。団員の皆さん、これからも頑張りましょう!














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ロータリー財団100周年記念音楽祭/橿原文化会館で2月11日(土・祝)開催!

2017年02月08日 | お知らせ
ロータリー財団100周年記念音楽祭「音でつながる心のハーモニー」(主催 奈良県下ロータリークラブ第2グループ)が2月11日(土・祝)、奈良県橿原文化会館大ホールで、開催される。

13:00開場、13:30開演、終演は16:20(予定)。入場無料、申し込みも不要である。パンフレットには《園児達の可愛いうた声から、聴かせてくれる大人の演奏まで、音でつながる「心のハーモニー」をお楽しみ下さい♪》とある。詳しくは添付のパンフレットをご覧いただきたい。ぜひ、足をお運び下さい!







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藤原和博さんの講演会&サイン会/ならファミリーで2月11日(土・祝)開催!

2017年02月07日 | お知らせ
先日の「第7回 観光力創造塾」(1/30)にご登壇いただき好評を博した、教育改革実践家で奈良市立一条高等学校校長の藤原和博さん(元リクルート社)が、『10年後、君に仕事はあるのか?』(1,400円+税)という本を出された。これにちなんで2月11日(土・祝)、大和西大寺駅前の「ならファミリー」1階のらくだ広場で、講演会とサイン会がある。

講演会は無料だが要整理券(4階の「ジュンク堂書店」で配布中、定員50人)、サイン会は当日に会場で本書をお買い上げの方のみ参加できる。「握手会」ではないが、頼めば握手してもらえるかも!? 同書店のHPによると、

一条高校校長 藤原和博先生の講演会とサイン会を開催します!
藤原先生最新刊『10年後、君に仕事はあるのか?』(ダイヤモンド社) 刊行記念講演会&サイン会を、ならファミリー「らくだ広場」で開催します!「10年後の世界はどうなっているのか?」「不確かな未来を生き抜くためには、どんな力を身につけるべきなのか?」

IT化が進み、AIやロボットが事務仕事をこなし、カードやスマホがあれば改札やレジも素通りできる時代・・・今は当たり前の仕事がどんどん消滅していく社会への対処法を藤原先生が伝授します。進路を考える学生さんやご父兄の方々、社会人のみなさん、 ぜひご参加ください!
【日時】2017年2月11日(土・祝)
 15:30 開場
 16:00 ~ 17:00 講演会
 17:00 ~ 18:00 サイン会
【会場】 ならファミリー専門店街zoro1階 “らくだ広場”(奈良市西大寺東町2-4-1)
○講演会は参加無料です!ならファミリー専門店街zoro4Fのジュンク堂書店奈良店で整理券を配布中です。(定員50名になり次第、配布終了となります)
○サイン会は当日、会場で書籍を買い求めの方のみご参加いただけます。
○お問い合わせ:ジュンク堂書店奈良店 電話0742-36-0801




『10年後、君に仕事はあるのか?』の目次がダイヤモンド社のHPに出ている。長くなるが紹介すると、

はじめに 君たちは、どんな未来を生きるのか

第1章 これからの10年で世界は激変する
1 人間が人間らしくなる時代
    世界中がスマホでつながる日
    未来の社会はネット内に建設される
    AIに取って代わられる仕事、生き残る仕事
2 2020年は時代の変わり目
    全国的に起こる就活の地殻変動
    2020年代に現れる三重の衝撃

第2章 仕事が消滅する時代に身につけておきたいこと
1 学力は必要なくなるのか?
    勉強すれば、人生を先送りできる
    学力がなければ上手にググれない
    「偏差値はいらない」はウソ
    知識を積み上げて視野を広げよう
2 情報編集力をゲットしよう
    正解がない時代に必要とされる能力
    「編集」ってどういう意味?
    入社試験で考えよう
    お題(1) 食品ロス問題
    お題(2) 走れメロス問題
    お題(3) 片手で食べられる「かき氷」問題
3 グローバル時代を生き抜く5つのリテラシー
    英語が話せればグローバルなのか?
    「インプット」と「アウトプット」
    情報編集力がないと、これからは生き残れない
4 処理脳から編集脳への変換装置
    生徒が寝ない授業とは?
    自分ごとで考えよう

第3章 「遊び」と「戦略性」が情報編集力の鍵になる
1 アタマの回転の速さと柔らかさ
    情報編集力はゲーム力
    コミュニケーション力のないエリート
2 受験で情報編集力を身につける
    入試問題にはクセがある
    5つのリテラシーを総動員しよう
    2020年から始まる大改革
    君は自分の長所と短所が言えるか?
3 情報編集力がある人の特徴は?
    情報編集力が高い人には、「遊び」と「戦略性」がある
    「仕掛ける側」の人になろう
    「ホンモノ」も部活で鍛えられた!
    楽しいことだけをやっていても成長できない
4 ジグソーパズル型学力とレゴ型学力
    「ジグソーパズル」は正解を当てるゲーム
    戦後の日本では、アメリカ人のような生活を目指した
    1人ひとりが自分の人生をデザインする時代
    何でも作り出せる遊び「レゴ」
    仮説を作り出せる人になろう
    「仕掛けられる側」の悪いクセ
    仕掛けるか、仕掛けられるか

第4章 「雇われる力」の鍛え方
1 「雇われる力」とは何か?
    独立や起業をしても大切な「雇われる力」
    10年後、どんな人が雇ってもらえるか?
    グーグルに神が宿る日
    ロボットには学ぶ喜びを教えることはできない
2 「雇われる力」の基本は人柄と体力
    君が人事部長だったらどんな人を雇いたい?
    「雇われる力」はバランスが重要
    学力と人間力、どっちが有利か?
3 目の前にいる人に信用されるかどうか
    人柄を高めるための3つの基本
    昨日より今日、今日より明日、進化するには?
    とにかく手数を増やそう!

第5章 一生が90年の時代のライフデザイン
1 30代まではたくさん恥をかこう
    無謀に生きて経験値を貯めよう
    「恥」と「嫉妬」に縛られる日本人
    人生は出会い頭の事故から始まる
    成功する人のキャリアも偶然によって形成される
2 コミュニティという財産を蓄えよう
    コミュニケーション力を伸ばす「ナナメの関係」
    たくさんのコミュニティに参加しよう
3 1回の人生では生ききれない
    『坂の上の雲』世代と昭和・平成の世代
    一生が90年の時代のライフデザイン
4 希少性の時代には、レアカードを目指せ!
    稼げる大人を目指そう
    君の親の時給はいくら?
    日本人の時給の差はおよそ100倍!
    仕事も需要と供給で値段が決まる
    自分自身をレアカード化しよう!
5 キャリアの掛け算で100万分の1の存在に
    オリンピックのメダリスト級を目指そう
    キャリアの大三角形を描こう
    100万分の1の存在とは、同世代に1人ということ
    ツアコンの例で考えてみよう
    人生の目標はクレジットを大きくすること
6 就職では「逆張り」しよう!
    それぞれ1人ひとりの道を行こう
    捨てる、止める、避ける、断る、逃げる、減らす
    嫌われる勇気

終章 君たちが日本の未来を拓く10の理由
理由1 厳しい経験をした人のほうが成長するから
理由2 子どもの頃からスマホを武器にした世代だから
理由3 オンライン動画で学び始めた世代だから
理由4 「それぞれ1人ひとり」の感覚が強くなっているから
理由5 シェアする感覚が強くなっているから
理由6 教育がシフトして、アタマがもっと柔らかくなるから
理由7 社会起業家やNGOで活躍する人が増えるから
理由8 仲間を募り、ビジョンに集う手法をマスターするから
理由9 祖父母の個人資産の恩恵を被る世代だから
理由10 そして何より、学校の支配が弱くなるから

あとがきにかえて
1 10歳までは思い切り遊ばせる
2 海外を経験させる
3 「面倒なほう、厳しい道、よりタフな状況」を選ばせる


以前私は『本を読む人だけが手にするもの』という本を当ブログで紹介した。とても興味深い本だったので、今回も大いに期待が持てる。

ジュンク堂書店奈良店は、ユニクロの隣(ならファミリー専門店街の4階)に引っ越しているので、ご注意を。「第7回 観光力創造塾」では145人を集めた藤原さん。「定員50人」は、すぐ満席になりそうだ。皆さん、ぜひお早めに整理券をゲットして、2月11日(土)は、ならファミリーへ!

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三輪の初えびす(毎日新聞「ディスカバー!奈良」第3回)

2017年02月06日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「ディスカバー!奈良」欄に記事を書いている。奈良の隠れスポットや行事を写真と短い文章で紹介するコーナーである。
※トップ写真は、参拝者に湯滴をふりまく巫女(みこ)

その第3回(1/26掲載)は「三輪の初えびす 桜井市の御湯(みゆ)の神事」だった。執筆されたのは、同会の名物男・神出鬼没の雑賀耕三郎理事だ。

「御湯の神事」は、春日若宮おん祭(まつり)の「大宿所祭(おおしゅくしょさい)」(12/15)の「湯立行事」で拝見したことがある。「清め祓(ばら)いの行事」である。『日本大百科全書』の「湯立」によると、

神前の大釜(おおがま)に湯を沸かして神意を問い、笹(ささ)を振りつつ湯を周りに振りかける清め祓(ばら)いの行事。「ゆたて」「ゆだち」ともいう。古代には「盟神探湯(くかたち)」という行事があり、神前で沸かした熱湯を手で探らせ、真偽正邪の判断を行った。中世には「湯起請(ゆぎしょう)」とよばれる一種の神判があり、盗みなどの実否をただすために熱湯に手を入れさせて判定した。

湯立を問湯(といゆ)とよぶ所もあるように、神意を問う方式であったことを示す。神意を問うことを目的とした湯立は、島根県の美保神社で春の節分祭にかつて行われた湯立神事が名高く、一年神主とよばれる頭人が湯釜の中に入って神がかりとなり、託宣をした。修験道(しゅげんどう)に取り入れられた湯立は、修験者の験力を示す行法にもなり、また神楽(かぐら)と結び付いて湯立神楽として芸能化した。


三輪の惠比須神社は、JR三輪駅の南西方向(徒歩5分)、白玉屋榮壽(みむろ最中)本社や今西酒造本社もほど近い場所にある。記事全文を紹介すると、


鯛引き行事で引き回される巨大な鯛

三輪の初えびす/桜井市の御湯の神事
三輪惠比須神社(桜井市三輪)は2月5日~7日、「初えびす」を執り行います。万葉集にも歌われた古代の市場、海石榴市(つばいち)の伝統を引き継ぐ土地柄でもあり、大きなにぎわいとなります。

最終日の7日、午後2時から行われる御湯(みゆ)の神事が見逃せません。八つの大釜で湯を煮えたぎらせます。巫女(みこ)はそれぞれの釜に米、塩、神酒を入れ、笹の葉に浸して参列者にふりかけます。この飛び散る湯滴を受けると無病息災、商売繁盛につながるとされ、参列者は身を乗り出してこの湯滴を受けるのです。

三輪素麺(そうめん)の相場を占い、それを報告するという神事も行われます。三輪の町を練り歩く華やかな「鯛引き行列」も祭りを盛り上げます。

メモ JR桜井線(万葉まほろば線)三輪駅から徒歩5分。近鉄桜井駅下車(バス便あり)
【奈良まほろばソムリエの会 理事 雑賀耕三郎】


さすが伝統のある町には、伝統ある行事が残っているものだ。ちなみに「盟神探湯(くがたち)」は明日香村豊浦の甘橿巫(あまかしにます)神社で営まれるので、ぜひこちらもご覧いただきたい。

雑賀さん、興味深い行事のご紹介、有り難うございました!



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