tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

立米(たてよね)食堂のお好み焼き

2017年07月03日 | グルメガイド
土曜日(7/1)、御所市内の史跡を訪ねて汗をかいたあと、仲間5人とJR御所駅前・新地商店街の「立米(たてよね)食堂」(御所市新地344)に立ち寄った。ここのお好み焼きが美味しいと、近くで勤務するKくんに聞いていたからだ。外観はどう見ても喫茶店だが、お好み焼きが売り物だという不思議なお店だ。シニア姉妹(お顔がソックリ!)が営んでおられる。
※トップ写真は、イチ押しの豚玉(確か600円)。鮮やかな手つきで焼いてくれる


外観は、普通の喫茶店




奥と向かって左にテーブルがある。左のテーブル席がお好み焼きの台だ

お聞きすると「もともとお好み焼き屋でしたが、コーヒーなども置くようになりました」とのこと。珍しい店名(なかなか読めない)は、「屋号です。材木屋をしていました」。材木業をされる方は「立方メートル」のことを「立米(りゅうべい)」というが、そこから来た屋号かも知れない。


焼きうどん。生ビールとハイボールが、どんどん進む

喫茶のほかランチメニューもあるが、おススメはやはりお好み焼き、焼きそば、焼きうどん。香ばしいソース(手作りではないそうだが)の匂いが食欲をそそる。カウンター6席、テーブル28席のお店で、テーブルのいくつかがお好み焼きの台になっている。


焼きそば

シャッターの閉まったお店が目立つ新地商店街だが、こんな「味」のあるお店が残っているのだ。ぜひいちど、お訪ねください!
※御所市観光ガイドの同店情報は、こちら
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魚八庭は、グルメの街・王寺の激ウマ海鮮料理店!

2017年07月02日 | グルメガイド
昨日(7/1)、御所市を訪ねる途中、王寺駅で近鉄からJRに乗り換えた。ちょうどランチタイムだったので、駅の南側に足を延ばし「魚八庭」(うおはちてい 奈良県北葛城郡王寺町王寺2-4-3)を訪ねた。

このあたりは「王寺まち歩きバル」(2017年3月10~11日)で初めて訪ね、5軒をはしご(呵呵、なか井や、南風や、天の川、魚八庭)して「おお、これはレベルが高い!」と感動した場所だ。王寺から大阪方面に通勤するサラリーマン・OLは、王寺に帰ってきてからこのあたりで飲食するのだろう、たくさんのお店が味と値段を競っている。



「ランチタイムだから、営業しているお店は少ないかなぁ」と心配しつつ、魚八庭の前まで来ると、すでに5人ほどが列を作っていてる。時間は11時25分、開店は30分なのだ。急いで私も列に入ると、まもなくまた5人ほどが私の後ろに並んだ。ジャスト30分に入店すると、あとからあとから、予約していたとおぼしきグループ客がどんどん来店する。



店員さんに「よく流行っていますね~」と言うと「おかげさまで、土曜日は特にお客さんが多いです」とのこと。日曜日は定休日なので、ファミリー客などが土曜に集中するのだろう。

バル(3/10)では最後に訪ねたのですでにお腹がいっぱいで、魚八庭では「お持ち帰り用近海生マグロの鉄火巻1本」を持ち帰り、自宅でいただいた。これは美味しい鉄火巻だった。


感動の天ぷら!海老(2尾)、イカ、白身魚に新鮮野菜の数々…

昨日はランチメニューをじっくりと見てから思案の末、お造り、天ぷら、手打ちそば、小鉢、ご飯、吸い物、デザートのすべてが味わえる「魚八膳」を注文。「1,800円、[上]2,500円、[特上]3,500円」(税別)のうちから、今回は奮発して「特上」を注文した。魚料理専門店なのに「手打ちそば」があるとは珍しい。出てきたのが写真の料理である。


カニカマではなく、本物のカニ!



トロやウニを含む新鮮なお造りが美味しいのは当然としても、からりと揚がった天ぷら(海老は2尾!)は感動ものだった。手打ちのぶっかけ蕎麦も、いい味を出している。小鉢はなんとカニの酢の物。これは贅沢なランチになった。デザートのバニラアイスで締めて、もうお腹はいっぱいだ。





くいだおれの街・大阪に通勤する人たちは口が肥えている。そんな人々からも支持されるお店は、やはりリーズナブルで美味しいのだ。ああ、また行きたくなった。次回は「特選海鮮丼セット」(1,200円、[特上]1,800円)にチャレンジしてみたい。魚八庭さん、これからも美味しい料理をご提供ください!
※ぐるなびは、こちら
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鉄下駄をはき3歩あゆめば玉の輿(千光寺)/毎日新聞「ディスカバー!奈良」第23回

2017年07月01日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版の「ディスカバー!奈良」欄に、奈良の隠れた史跡などを紹介しています。6月22日(木)分を執筆されたのは、同会が誇る「美魔女」(!)松永佳緒莉(まつなが・かおり)さん。タイトルは「鉄下駄で玉の輿(こし) 平群町の千光寺(せんこうじ)」。なお千光寺は、山と渓谷社刊『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』によると、
※トップ写真は、全国から寄進された役行者像(千光寺境内)

千光寺(生駒郡平群町鳴川) 天智天皇の世に役小角(えんのおづぬ)が宇佐八幡と生駒明神の神勅により入山し、千手観音を刻んで祀ったことに始まるという。小角が大峯山を開く以前にこの地で修行したので、元山上と呼ばれる。

中世には寺領五百石を得て大いに栄えたが、室町時代の天文年間(一五三二~五五)に兵火にかかり、行者堂を残して灰燼に帰した。江戸時代には復興して北之坊・上之坊・湯屋坊・谷之坊・安養坊・橋之坊・南之坊・中之坊・奥之坊・下之坊・蔵之坊の十一坊が立ち並んだが、現在は蔵之坊の一坊を残すのみである。


この寺の行者堂の脇に、珍しい鉄下駄があるのだそうだ。全文を紹介すると、


行者堂の脇にある鉄下駄

平群町鳴川に、修験道の開祖役行者(えんのぎょうじゃ)(小角)が開いたと伝わる千光寺があります。役行者が大峰山(山上ケ岳)を開く前、この地で修行をしたことから「元山上」、女人禁制の大峰山に対して女性を受け入れたことから「女人山上」とも呼ばれ、女性におすすめしたいお寺です。

境内には、寄進された役行者像が並んでいます。そのお顔は一つずつ違っていて、ほほ笑んでいるような表情を見ると思わず心が和みます。行者堂の脇には、鉄の下駄(げた)が置かれ、看板には、「女子は鉄下駄をはき3歩あゆめば玉の輿の良縁」と書かれています。簡単に歩けそうにありませんが、挑戦してみたくなります。

また、裏山には行場があり、今も修行が行われています。短期間のコースもあるので、少しだけ「修行女子」になることもできます。行と良縁を求めて、何度でも訪れたくなる古刹(こさつ)です。

メモ 近鉄生駒線元山上口駅から徒歩約50分。途中に生駒山口神社や、自然に囲まれた清滝石佛群もあり、心が癒やされます。(奈良まほろばソムリエの会 松永佳緒莉)


今は青葉若葉の映える時期、参道の傍らには清流が流れる。ぜひ千光寺をお参りいただきたい。松永さん、楽しい情報をありがとうございました!

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