tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

「地域プランナー&コーディネータ養成塾」2022 受講生を募集中、締め切りは6月18日(土)/地域づくりシンポジウムは6月4日(土)開催!(2022 Topic)

2022年05月20日 | 奈良にこだわる
長年にわたり地域づくりのノウハウや専門知識を伝授し、多くの地域づくり支援人材を輩出してきた「地域プランナー&コーディネータ養成塾」(主催:一般社団法人地域づくり支援機構)、2022年度の受講生募集は6月18日(土)締め切りである。7月23日(土)には、私もSDGsについてお話しさせていただく予定である。チラシは、同機構のHPに掲載されている。募集の概要を同機構のHPから拾って、最後に紹介しておく。

なお同機構では、恒例の「地域づくりシンポジウム」を6月4日(土)13時から、近鉄畝傍御陵前駅すぐの「奈良県社会福祉総合センター 5階研修室B」で開催する。ご登壇者は北森義卿(よしあき)さん(深野〇〇〈まるまる〉会代表/地域づくり支援機構理事)、デイビッド・カパララさん(川上村地域支援員・当ブログでの紹介記事はこちら)など。参加費は1,000円(資料代として)。詳しくは、同機構HPの「NAED通信No.28」ご参照。たくさんのお申し込みをお待ちしています!

地域づくり支援人材養成塾第15期生を募集中です!
志を同じくする仲間とともに語り、学び、知恵を結集し、切磋琢磨しながら、地域のため、自らのため、プロジェクト実現のために、養成塾に参加しませんか!地域づくりの多様なノウハウと広い分野の専門知識を備え、熱い志に溢れた人材が豊富です!

一般社団法人地域づくり支援機構(NAED)は、2008年から地域プランナー&コーディネータ(地域P&C)100名超の養成・認定を行ってきました。そして、多くの優秀な地域P&Cとその活動を生み出し、同時に、奈良県内において地域活力を増進する多数の実績をあげています。

この地域P&C養成塾では、地域づくりに必要な知識を得るとともに、常に問題意識をもち行動できる実践的なノウハウを習得します。 さらに、持続可能な地域社会を実現するための地域づくり・人づくりを、地域づくりの現場から学ぶ機会を提供します。 

◇実施期間
 2022年6月25日(土)~2023年6月3日(土)
 ※全20回(実践講座、資格認定試験を含む) 基本として土曜日10:00~17:00
◇メイン会場
《今井町重要伝統的建造物群保存地区》 阿伽陀屋若林亭(橿原市今井町4-11-26)
 ※全国町並み保存の先駆けである今井町の古民家で開催!
◇参加費等
 ・受講料54,000円(税込)
 ・資格認定試験料6,000円(税込)
 ※受講に伴う交通費、交流会等の実費は含みません。
◇募集締切
 2022年6月18日(土)まで
◇申込/問合せ
[TEL]・若林(090-1711-5240)・神(090-3429-9814)・中辻(080-6122-2727) 
◇Facebook
 https://www.facebook.com/chiikidukurishienkikou/
◇主  催
 一般社団法人地域づくり支援機構(NAED)
◇後  援
 奈良県、奈良県市長会、奈良県町村会、奈良フェニックス大学
◇協  力
 深野〇〇会、今井町町並み保存会、阿伽陀屋若林邸




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新鮮な旬の食材が続々!「佐賀屋」夜の部/昭和レトロ食堂(40-2)

2022年05月19日 | グルメガイド
月曜日(2022.5.16)、〈美味しくてボリュームたっぷり!アットホームな「佐賀屋」のランチ〉のタイトルで、佐賀屋(香芝市磯壁41-1 エール香芝)のランチメニューを紹介した。その後、夜の部にお邪魔して居酒屋メニューを堪能したので、追加で紹介したい。この日も1人で行ったので、「孤独のグルメ」だ。井之頭五郎さんとは違い、お酒もたくさんいただくが。



こちらの営業は、「昼の部11:30~14:00 夜の部17:00~22:00 月曜定休」というものだ。私は5月17日(火)の17時少し過ぎに入店した。「早い時間だから、まだお客さんは誰も来ていないだろうな」と思って入ったが、すでにお酒を酌み交わしている初老カップルがいたのには驚いた。それどころかどんどん常連らしきお客さんが入ってきて、16席ほどの店内はほぼ満席状態になった。


この日の「お通し」税込み300円


「鶴橋の本格キムチ」450円

この日のおすすめは、店内の黒板と、テーブル上の「お品書き」に書いてある。数がとても多いので、目移りがする。まずは「鶴橋の本格キムチ」450円(税込み、以下同じ)、「キュウリの漬物」300円というヘルシーメニューを注文、出てきたのが写真の料理だ。


「キュウリの漬物」300円

お通しにはこの日のお薦め食材が少しずつ入っていて、これは良い前哨戦だ。キムチは「鶴橋の」とあるので手作りではないのだろうが、とても美味しい。キュウリもほど良い具合に漬かっている。これは期待できそうだ。続いて「刺身盛り合わせ」の「上盛り」を注文。通常は1,850円だが1人なので「少し量を減らしておきました」とのことで1,500円だった。これはちょうどいい量で、このような気配りが嬉しい。


「刺身盛り合わせ」(上盛りスモールポーション)1,500円

「生ビール中」550円のあと「麦焼酎のお湯割り」500円に移ったところで、そろそろメイン料理を注文せねばなるまい。時間のかかりそうな「焼津 金目鯛の煮付け」950円と「地鶏手羽先焼き」450円を立て続けに注文した。


「焼津 金目鯛の煮付け」950円(トップ写真に同じ)。最初に好みの部位を聞いて
から煮てくれた。メインを飾るにふさわしい美味しさ、素材も調理も超一流!


「地鶏手羽先焼き」450円。「少し小さいので、3本焼いておきました」、有り難い気配りだ!

この2皿は「大当たり!」だった。すでにお腹は満腹に近かったが、ご飯ものを試したくて、締めに「焼きおにぎり」300円を注文した。すると、こんなにきれいに焼かれて出てきた、感動!



お勘定書きを見て驚いた。大阪で飲み食いする代金のほぼ半額だった!「こんないい店がウチの近所にあれば、しょっちゅう通うのになぁ」と未練を残しながら、家路についた。

ご紹介いただいた当地のHさんご夫妻、ありがとうございました。急な予定変更で、3人で酌み交わすことは叶いませんでしたが、いつかまた、ご一緒しましょう!

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ほんまもんまぐろ丼の店 山賀の「ミックス丼」(紀伊勝浦)

2022年05月18日 | グルメガイド
先週、1泊2日(2022.5.11~12)で熊野周辺を訪ねた。初日のランチは紀伊勝浦駅近くでとることにして、周辺を歩いてみた。


天王寺から紀伊勝浦まで乗ってきた特急くろしお。キバナコスモスとのコントラストがいい


入江の周辺には、昔ながらの漁村風景が広がる


太地町が近いだけに、コロが売られていた、これは珍しい!思わず買い求めた

目に止まったのが「ほんまもんまぐろ丼の店 山賀」(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地5-2-6)だ。テレビ東京系の「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」(2019.4.6)でも紹介されたということだった。



入ってみるとごく小さな店だった。ご店主の山賀国男さんは永らく水産会社に勤務され、定年退職後にこの店を始められたという。



一番人気は「ミックス丼」で、中落ち(中骨についている肉)、中トロ、ネギトロ、アオリイカが載って税込み1500円だという。私はここに150円プラスして「ご飯大盛り」にしてもらった。出てきたのが写真の丼だ。



さすがに新鮮なマグロは、とても美味しい。ネタが多いのでご飯を大盛りにしてもネタが余るほどだった。味噌汁も、良いダシが出ていた。定年後に1人でこのような店を出されるとは、すごい!





勝浦は、生マグロの漁獲高日本一を誇る。近くに魚市場(勝浦漁協地方卸売市場)があり、朝7時からセリが行われているということだったので、早速翌朝(5/12)見学することにした。





おお、これは壮観だ、こんなにたくさんのマグロを目にしたのは初めてだった。2階のデッキからは、漁船からの荷下ろしの作業も見ることができた。



片隅に、マグロではない得体の知れない魚が横たわっていた。サメのような魚もいればマンボウのような熱帯魚のような魚もいる。以前、奈良県で生まれ育った同僚から「大阪の行商人が、よく得体の知れない白身魚を売りに来ていた。味は悪くなかったが、切り身なので何の魚なのかは分からなかった」と聞いたことがあるが、もしかするとこのような魚だったのかも知れない。

海のない奈良では得がたい経験だった。この日の夜も、別の店で新鮮魚介を堪能した。それはまた日を変えて紹介させていただく。山賀さん、美味しいミックス丼をありがとうございました!
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補陀落山寺(紀伊勝浦)参拝の記/熊野霊場をゆく(1)

2022年05月17日 | 記紀・万葉
6月に『古事記』をテーマにした講演をご依頼いただいた。過去のPowerPoint資料に手を入れてアップデートしているとき、「そういえばスサノオノミコトは、熊野エリアで信仰されていたな」ということを思い出した。
※トップ写真は補陀落山寺本堂。ご本尊は千手観音(秘仏)で、前立仏が拝観できる

スサノオをご祭神にしている神社もたくさんある。私は和歌山県に生まれたのに、熊野三山すらちゃんとお参りしていなかったことに気づき、この機会に参拝することにした。


補陀落山寺の手前(駅寄り)にある熊野三所大神社(おおみわやしろ)。もとはお寺と一体
だったようだ。熊野那智大社の末社で、「浜宮王子」と呼ばれた。「王子」は御子神の意

そこで1泊2日で熊野エリア(紀伊勝浦・新宮方面)を訪ねることにした。熊野三山は、2日目に定期観光バスで巡拝する。初日(2022.5.11)は早朝から鶴橋経由天王寺から「特急くろしお」で紀伊勝浦入り(町名は和歌山県東牟婁郡那智勝浦町、JRの駅名は紀伊勝浦)。天気予報はあいにくの傘マークだった。


鳥居の横に、推定樹齢800年という大楠があった



勝浦の駅前でマグロ丼の昼食を済ませたあと、JRの普通列車で那智駅へ。この駅前に補陀落山寺(ふだらくさんじ=那智勝浦町大字浜ノ宮348)と熊野三所大神社があり、近くを熊野古道(熊野参詣道 中辺路)が通っている。


三所大神社には、熊野那智大社の主祭神である熊野夫須美大神(ふすみのおおかみ)、
熊野本宮大社の主祭神である家津御子大神(けつみこのおおかみ)、熊野速玉大社
の主祭神である熊野速玉大神(はやたまのおおかみ)が祀られている

ここは補陀落渡海信仰のメッカだ。補陀落とは、インド南部にあると伝えられるポータラクの音訳で、観音さまが住んでいる浄土(補陀落浄土)である。補陀落山寺はNHKの「ブラタモリ」(2019.4.20)にも登場したので、ご覧になった方も多いことだろう。なお『日本大百科全書』によると「補陀落渡海」とは、



補陀落浄土を目ざして船で単身渡海すること。補陀落とはインドの南海岸にある山で、ここに観世音菩薩 が住んでいるという。阿弥陀信仰が極楽浄土を願うように、観音信仰ではこの観音菩薩のいる補陀落山に往生することを願うのである。


「ブラタモリ」にも登場した渡海船の復元模型。入母屋造りの箱の中に住職などが
入り、外から釘を打ち付けて蓋をした。箱の四隅には鳥居が立てられている

『吾妻鏡』に、1233年(天福1)に御家人 の下河辺行秀 (しもかわべゆきひで) が紀州那智の海岸から補陀落渡海したという報告がある。船に屋形をつくり、外から釘を打ち、30日分の食糧などを積んで単身出発したという。

この地には補陀洛山寺があり、ここの住職は60歳になると渡海したと伝えられている。この寺の背後には那智山があり、補陀落山に擬され信仰されてきた。


箱は一辺が1m少々ほどの立方体だ。この中に閉じ込められるだけで、頭が変になりそうだ

補陀落渡海はわが国の独特な思想といえるが、そこには日本人の神観念が表れている。死後魂は海上のかなたにある先祖の住む常世国 (とこよのくに) に帰るという考えが、その根底に流れているのである。それが観音信仰と結び付いたものといえよう。


那智勝浦観光サイト(一般社団法人 那智勝浦観光機構)に載っていた「那智参詣曼荼羅図」(たぶん模写)。下の端に渡海船と、沖までそれを曳航する2隻の小舟が描かれている

お寺を守る男性がとても親切で、補陀落渡海信仰のことや井上靖の短編小説「補陀落渡海記」のことを教えてくださり、さらに「那智参詣曼荼羅図」(模写)をもとに絵解き(絵図をもとにした解説)までしてくださった。小説「補陀落渡海記」は、これから読んで、いずれ当ブログでも紹介することにしたい。
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美味しくてボリュームたっぷり!アットホームな「佐賀屋」のランチ/昭和レトロ食堂(40-1)

2022年05月16日 | グルメガイド
昨日(2022.5.15)に引き続き、香芝市の昭和レトロ食堂を紹介する。佐賀屋(香芝市磯壁41-1 エール香芝)は、近鉄下田駅からまっすぐ南に300mのところにある。このお店も、香芝市にお住まいのHさん(奈良まほろばソムリエの会会員)に教えていただいた。
※トップ写真は日替わりランチ(豚ヒレカツとアジフライの盛り合わせ)税込み850円



席数は16席(カウンター8席 テーブル8席)というこぢんまりとしたお店である。私は土曜日(5/14)にお邪魔した。メインは夜の居酒屋のようだが、ランチも美味しいと聞いていた。ご主人が佐賀県のご出身なのでこの店名がついたそうだ。もう30年以上、ここで営業されている。菊正宗の「味な店」というサイトに、このお店が紹介されていた。

お店の紹介
当店はお客様に非常に恵まれ、和気藹藹(わきあいあい)としたアットホームな店になっております。常連のお客様はもとより初めての方でもすぐに親しくなれる店と思っております。特長としてお魚類を美味しく安く食べていただくことをモットーとし、またお総菜(季節の野菜、旬の物)を多数カウンターの上に並べ、味わってほしいと思っています。朝11:30よりお昼ごはんもやっております、宜しくお願いします。



向かって左が豚ヒレカツ、右がアジフライ。おかずもご飯もボリュームたっぷりだ!

また「孤独のグルメごっこ」というブログに、このお店が紹介されていた。〈奈良県在住の筆者が「奈良にうまいもんなし。」は本当なのか?を検証します。奈良市内以外の穴場のお店の紹介です〉というサイトである。

佐賀屋さんのアジフライ定食
今日ご紹介するのは、香芝市の「佐賀屋」さんのアジフライ定食です。新鮮なアジをカラッとサクサクのフライにしてくださいます。アジの旨さでごはんが進む進む♪ 冬場には湯豆腐が、夏場には冷奴が小鉢で付いてきます。仕入れによって定食のラインナップが変わります。次行くときはどんな定食があるのかが楽しみなお店です。


ネタは新鮮で、揚げ物はからりと仕上がっている。安くて美味しくて、しかもボリュームたっぷりのランチだ。こちらも次回は夜の部にお邪魔したいと思っている。皆さんもぜひお訪ねください!
※食べログは、こちら

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