tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

近鉄下田駅から南へ400m、不思議な外観の「うどん いこい」/昭和レトロ食堂(38)

2022年05月05日 | グルメガイド
不思議なお店を訪ねた。近鉄下田駅から南へ5~6分ほど歩いたところにある「うどん いこい」(香芝市狐井167-1)である。食べログには「隠れ家レストラン」とあったが、要はガレージを店舗に改装したうどん屋さんだった。約30年前にお店をオープンし、約15年前にこちらに移転して来られたそうだ。



ご主人を亡くされてからは、今年で72歳という女将さんが1人で営んでおられる。究極の「昭和レトロ」なたたずまいで、これは地震や台風にも強そうだ。金曜日(2022.4.29)の奈良盆地は暴風雨に見舞われたが、「ここに来た人は、安心してうどんをすすっていたのではないだろうか」など余計なことを考えた。



私が訪ねたのは日曜日(2022.5.1)のお午(ひる)過ぎ。狭い店内の大きなテーブルでは、初老のカップルがビールを飲みながら、おでんや鍋焼きうどんをつついていた。私が食べ終わる頃には、三世代のご家族連れ6人ほどが「お父ちゃん、おでんが食べたいって」と言いながら入って来られた。常連さんに支持されているお店なのだ。


メニューの「手打ち」のところが消されていた、手打ちでなくなったということか…

事前のリサーチによると、ここの名物は「カレーうどん」税込み(以下同じ)650円。しかしこれだと具はネギだけなので、お薦めは「肉カレーうどん」850円か「天カレーうどん」950円だという。以前から「長生きしたければ肉を食べよ」と聞いているので、「肉カレーうどん」850円を注文、出て来たのが写真のうどんだ。



カレーうどんは、お店によって味も辛さも違う個性的な一品である。Coco壱番屋のものは「中辛」といえるが、JR御所駅前の「新地入船」はマイルド味、JR奈良駅前の「藪庵」は中辛~やや辛口、そしていこいのカレーうどんは激辛だった!カレースープを残すのは癪(しゃく)だったので、白ご飯150円を注文して丼に投入しようと思ったが、近くの席に小さな子どもさんがいたので、泣く泣くやめておいた。


Coco壱番屋京阪七条店のカレーうどん(麺大盛)786円とご飯105円(5/4撮影)
讃岐うどん風の麺は良いが、ダシはあまり利いていない。肉は豚肉だった、嗚呼!

さすがにダシがよく利いていておいしいが辛い、辛いっ! 汗が噴き出てきたので、リュックにしのばせたウチワであおいでいると、女将さんが「お客さん、暑いですか?今日は寒いくらいですけど」「いえ、カレーが辛くて汗が出てきまして…」「えー、そんなに辛いですか? 先に言ってもらってたら、辛さは控えめにできたのですけど…」。

今度来るときは、サービス価格の「うどん定食」(すうどんとかやくご飯のセット)600円と、「おでん」1つ100円をいくつか注文することにしたい。皆さんも、ぜひお訪ねください!

※5/15追記 5/6に再訪し、「うどん定食」(すうどん、かやくご飯とおかず)税込み600円をいただいた。このボリューム、この味で600円とは!「ずいぶん安いですね」と申し上げると「長年、値段を変えていませんので」とのことだった。客としては、とてもありがたいことだが、「これで儲けが出るのだろうか」と心配になった。









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