お盆の夏休みをプチ成功者である友人のゲストハウスで2泊3日の贅沢をして過ごした。住む家は借家でいいけれど、別荘をゲストハウスとして充実させるという考えの人で、こういう健康的なホスト志向の友人を得て、かなりラッキィだなと今回も思った。
別荘地ではなく、田んぼと畑と山と川のある地なので、里山遊びができる。一昨年もそこで遊び、捕ってきたミナミヌマエビがウチで大量繁殖しているのだが、新しい血も入れなければと、またかなりたくさん捕まえてきた。そのときついでに捕れたので持ってかえったのが画像のタガメ。
持ちかえったものの、どの水槽に入れるか迷う。メダカなんかいい餌食ではないか。たくさんいるからタガメ1匹飼い続けるくらいの犠牲はいいか・・・とも考えるが思いきれない。ミナミヌマエビだってもったいない。それで、アメリカザリガニが2匹とヒメダカが2匹入っている水槽に入れた。
この水槽はザリガニだけを入れていたのだがボウフラが湧いたのでヒメダカを入れた。ボウフラはすぐに撲滅してくれたものの3匹入れたうち1匹はザリガニに喰われた。ザリガニも3匹いたのに共食いで2匹になり、残ったのは2匹ともハサミをもがれて一刀流になっている。それからはヒメダカ2匹は健在だ。
ヒメダカはオスメスの2匹しかいないのに、危機感からかメスは卵を腹によくぶら下げている。そんな一定の秩序ができている中に、タガメを入れるのはある種のスリルがある。タガメがメダカを襲い、喰っているときにアメリカザリガニがそこを襲うだろうかなどと想像する。
ところが、次の日に水槽を見るとタガメが死んでいた。と思ったのだが妙に薄っぺらい。脱皮のぬけがらだった。脱皮したタガメはと見ると、連れてきた時の1.5倍くらいの大きさになってじっとしていた。水草をたくさん入れてあるので、その上に居るヤツはザリガニの死角になっているようだ。
ここまで見てからようやくネットで調べてみる。タガメは何回も脱皮して成虫になるのか! 50mmほどにもなる! カメムシの仲間では最大で、これを食う地方もあるのか! 翅があるから飛んで交尾相手を探しにいくのか! 血を吸うのではなくて、消化液を出して溶けた肉を吸い取るのか! 等等。
ヒメダカのペアは可哀想な気がしたし、ちょうど欲しいという人もいて、すくいあげた。ザリガニの水槽には必要以上に繁殖しているサカマキガイとモノアラガイをポイポイ投げ入れている。画像のタガメの斜め前方に浮いているのはヤマトシロアリ。これは水槽の上の木造はしごに巣くっている。蟻道を壊してはどれくらいで復活するか楽しんでいるもの。それがぽろぽろ水槽内に落ちる。シロアリか貝でも襲って大きくなってくれればいい。ザリガニからの攻撃もかわせるか、やがて飛び去っていくのか、まだ本日は健在だ。