鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

メルトダウン以後のことなど(その2)

2011年06月08日 13時45分12秒 | 個人的主張など
国策による被災者ではなく『国策による被害者』だった。被害者を被災者と勝手に聞き違えていたようだ。国の原発推進政策の被害者だと明言したのだから、最大限の補償が約束されたわけだ。←と、ここまで書いてほったらかしていたら、いつの間にか日が過ぎた。メルトダウンも、1号機では地震の次の日ではなく当日に起こっていたと原子力安全・保安院が発表した。外部電源がすべてアウトになってもこのような事態にはならないと考えていたようだ。『うっかり』なんていう言葉さえ発せられて、しかもその人がはっきりと『人災』だと明言していた。

福島原発の周囲から避難させられている住人から、国や東電に震災前の相場以上で土地建物を買い取るよう働きかける運動は起きないのだろうか。もう住めないものとあきらめて、できるだけ早く余所に移住してやり直したい人は当然いる筈だ。こういう問題はいつだって、被害者が今すぐにお金が必要だという時にさえモタモタして徒に時間が過ぎていく。事は生存権の問題だ。

どのような利権がからんで原発は推進されたのだろう。巨大な利権が複雑多岐にからんで、詳細を知らされぬままいつの間にか進んでしまっていたのだろう。昔の政策が利権なくして行われたことなどないから、そら見たことか自分が危惧していた通りになったじゃないか・・・と想っている人もかなり居るのだろう。当面の問題が大きすぎるから、今そういうことを語るのは、あまり意味がないかも知れない。プルトニウムの処理はどうなるのか。フランスが引き取ってくれるのか。月に持っていけるのか。太陽に突入吸収させることでも将来的にできるというのか? まぁ自分の存命中は大丈夫だろうと、ほとんどの人が考えているのだろう。せいぜい長生きするつもりでいる私にしてそうだから。

政治もメルトダウンしてしまっているようだ。党利党略ばかりが目立つ。管首相の最近の印象は、市民運動出身者がこんなにも権力を持っていいものだろうかという戸惑いからウロウロしているように見える。権力を持ったのだから、こんなアイデアも試してみたいし、あれもこれも自分主導でやってみたいけれど、何せ問題山積優先順位がわからないし、ケチをつけるだけの旧与党に噛み付いても薮蛇だし・・・といった感じに見える。ブレーンに恵まれなかった人なのだろう。

それにしても自公の品位の無さには呆れるばかり。権力に恋々として現政権の悪口ばかりだ。まだ返り咲きが出来ると信じてそこそこまとまっているのが不思議な気がする。谷垣総裁は人気がないというけれど、彼がトップにいるからかろうじて自民党が形を保っているのではないか。それも痛し痒しと思いつつ身動き取れずに様子見の人ばかりの格好に見える。

いよいよ放言しほうだいになってきた。新聞もあまり見なくなったくせに、こんなことを書いて何の意味があるのだろう・・・などと考えることもないか・・・。また近辺のこと、ペットのことなどを書くことにしたい。もう政党政治は終わりにして下さい。かといって、その隙にファッショみたいな動きが大阪あたりにあったりして、どうにも嫌気がさしたので私しばらく鳶から蟻になります。それが何か!・・って!? それもそうですね。

コメント (5)
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