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我が家のサワガニは、一昨年沢の川原で十匹余りを捕まえてきて、60センチ水槽程の手作り箱で飼いはじめた生き残り。三年目に入ったのだが、二冬を越して生き残った最後の一匹が画像のもの。今回の冬は寒さも厳しかったが、外に出てやつらの世話をするのを私がサボったせいで一匹しか生き残らなかった。
天然のクロメダカも十匹くらい同居させていたのだが、この水槽の分は全滅した。死骸はサワガニが食って処理した筈。仲間の弱ったものも犠牲になって喰われ、とどのつまり、この一匹だけが生き残ったのだ。メダカは骨さえもない。他のカニはハサミだけが残されていた。
画像のサワガニが掴んでいるのは乾燥イトミミズのブロック。隠れている辺りに浮かしたら、大慌てで出てきて掴んだ。掴んで石の中に引っ張り込んではみたものの、乾燥イトミミズに水が滲みない内は、浮力が強くて浮いてきてしまうようだ。それでも、こんなご馳走は離さない。カメラを構えられたって、逃げるのは二の次で必死に喰らいついている。
こいつには名前を付けたい。ペットは名前を付けられて初めて家族の一員になる。この喰らいつく姿は、あのシーンを思い起こさせる。女子 ワールドカップ2011・ドイツ大会の決勝、対アメリカ戦で敗色濃厚だったのに、コーナーキックからの奇跡的同点ゴール。あの沢穂希がボールに喰らいついていった執念の表情に似ていないだろうか。これで決まりだ。このサワガニの名前はホマレに決定。定期的に乾燥赤虫ブロックをプレゼントしたいと思う。ロンドンオリンピックも頑張れ!