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鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

ウチで咲いた花 26 フキ  (ウチの実家で咲いたフキノトウ)

2013年05月19日 11時22分28秒 | ウチで咲いた花
陸の孤島などと言われることもあった雪国にある実家の周りや庭に、雪解けと同時に吹きだしてくるのがフキノトウだ。ゴールデンウィークに帰省したら、屋根の雪降ろしをしたのが積みあがった所や、日陰がちの所々に雪は残っていて、フキノトウも出たばかりのものから、とうが立って花開き茶色くなり始めたものまで沢山あった。

フキノトウはガクが花を完全に包み込んでいて、少しだけツボミが覗いているくらいの硬くふっくらしたものを見つけると、子ども時分から必ずや採りたくなる。フキノトウ味噌は好きだったし、あの苦味は幼い頃から苦にしたことがない。フキも佃煮ではなく、あっさりと味付けしたのが丼鉢に盛られて食卓に出てくることが多かったから、銘銘皿に沢山取ってもりもり食べるのが普通だった。

フキノトウは硬く閉じたガクを無理やり開いて、てんぷらにするのが一番おいしい食べ方だと、実家の隣の栄養士である奥さんが言っていた。都会(周辺)暮らしのウチでは長野県産のフキノトウ味噌の瓶詰めをよく購入する。それに近い調理が簡単にできることを別の奥さんから聞いた。

その奥さんによれば、とうの立ったものを花茎の根元近くからちぎり採るのだそうだ。花が茶色になってたら、その部分だけは除くが、量も多くなるし苦味が薄れて良いとのこと。湯がいて水にさらして絞って、あとは適当に味噌やごま油なんかをまぜて味付けしたら良いと。

それがなかなかに上手くいくのだ。瓶詰めの市販品にはないまろやかさもあったりして、もりもり大量に食べられる。このほろ苦さは大量に摂取しても体に悪くないのだろうかと心配になったりもする。菜の花のツボミもそうだけれど、花を食べるのはとても贅沢で美味しい。それにしても、このフキノトウの花はどうだ。花の密集した集合体なのだと撮ってみて改めて納得する。

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6 コメント

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すごいフキノトウですね (カメおやじ)
2013-05-19 20:08:06
私もフキが好きで隣家との隙間の日当たりの悪いところに植えています

2年目だからなのか、たいして育ちませんが、僅かなフキノトウが採れたのでフキノトウ味噌にして食べました

でも味はイマイチでした

今は茎が食べられる程度に太くなることを願っています
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Unknown (とんび)
2013-05-19 22:46:53
カメおやじさん

そうでしたか・・。
来年は、きっちり採れたらいいですね。

枯葉を集めて、まいたらいいかも知れませんね。
腐葉土になってなければ、駄目かな?
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「ふきのとう」や「つくしんぼ」の名前を聞くと常夏の「亜熱帯」は何処かの演奏グループだった?とピンと来ません。 (sukebo)
2013-05-20 10:06:18
「コタツ」とか「納豆」は成人してからの必需品になりました。
「フキ」は沖縄にもある?そうですが「蕗の薹」
とうとは?
野菜類の、花のつく茎がのび出たもの。花のつく台座。

薹が立つ とうがたつとは?
1. 菜などのとうがのびる。また、堅くなって食     べられなくなる。
2. 人、特に女性の盛りが過ぎて新鮮さがなく     なる。年頃が過ぎる。

「へちま」も沖縄では「あかすり」になるづっとず~と前の「とうがたつ」前に収穫すると
味噌汁にも肉と炒めても美味ですよ。お試しあれ!

(なーべーらーちゃんぷるー)は沖縄の食堂メニューの定番です。
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Unknown (とんび)
2013-05-20 20:24:30
sukeboさん

へちまのようなもので、ユーゴーと呼んでいたものが、我が田舎にありました。
若い実は吸い物の実になっていました。
薄味でトロトロでおいしい。
それが、沖縄のなーべーらーではないかと思ったり・・でも違うんだろうな。何せ雪国と南国の違いだから。
ヘタのところだけくっついた形で皮が細長く剥かれ放射状に干されているのは、田舎の秋の風景だったような気がします。それが、干ぴょう干しだったのかな!?
何も調べずに、自分の思い出の風景だけで語っています。
ひょうたんも観賞用のヤツなんかあまり見ませんでしたが、父が晩年にひょうたん作りに凝ってました。
韓国の時代劇ドラマを観てると、ひしゃくは必ずひょうたんを縦割りにしたものです。

ヘチマは糸瓜と書くんですね。
へちまと言えば何と言っても正岡子規です。
ストレプトマイシンが発明される前の結核患者は、切なかったわけですよね。
何だか、適当に自分が思いついことの羅列です。
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Unknown (ナガルコット)
2013-05-20 21:45:01
フキノトウは食べた事あるかな~?と自問自答…。
もう忘れた 全てあなたの事は 秋の枯葉の中に捨てた~

フキノトウは大人になるまでは縁がなく 
フォークグループしか思い浮かばないのはsukeboさんと同じ。
2~3年前友人の山手にある別荘に行った時に道の横に生えていたフキノトウを
2~30採ってきて天ぷらにして食ったのが最初かもしれません。。
一般的じゃない食い物は大概 苦味があったりの曲者
どんな植物でも天ぷらでの食し方は大方味の想像はつき
天つゆか塩をパラリと あとは歯ごたえだけの世界。
なのに物凄くバリエーションがあるように思えるのは不思議です。
分らないのがフキノトウ味噌! 
どんなんだろう?ってレシピを見てみました。
なるほど!! フムフム・・・。 
機会があったら作ってみようって思います。

フキもいいですね!
母親が良く煮ていましたが、子供の頃はあの独特な風味が嫌で
ケーキとかにに乗ってる緑のあれがフキだと知ってからは
何となく煮たフキも食えるようになりました。
それが大人になると美味いって思えるのだから不思議です。

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Unknown (とんび)
2013-05-21 01:27:26
ナガルコットさん

菜の花漬けなどの花を沢山食べると、花粉症の症状が軽くて済む・・・などという記事を読んだことがある。少しあやふやだけれど・・。
タケノコだってそうだし、春の食べ物は植物の成長点エネルギーを頂く感じがありますよね。
秋の実りを感謝して頂くのとは違って、春の息吹きを頂くのは詫びが入るのかも知れない。

ほろ苦さが伴うのは、しごく当然なんであります。

ケーキに乗ってる緑のフキは、秋田産の巨大なフキですよね・・たぶん。
あのフキノトウはどんだけ巨大なんだろう。見てみたい。
先日、ウチの庭の隅のツワブキが新しい葉っぱを生やしたので、引っこ抜いて食べました。
めんどくさいというブーイングがありましたが、調理されたのを食すと、意外にも普通においしかったです。

自給率1%は達成できそうな感じです。
カロリー計算とか、対価計算なんかしてないけれど、雰囲気的に・・。

さっきの秋田のフキで思い出しましたが、秋田名物の『イブリガッコ』を先日頂きました。実においしいタクアンです。
大根を干す代わりに、燻すのかな?
タクアンを燻製にしたらこうなるだろうという味そのものです。
人間がひなびてくると、こういうひなびたものを好むようになるという例かも。

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