


昨日は、出発が遅くなったこともあり、日野から供水峠へと登り、先日は左折したところを右折して天下峰を目指した。
自宅→日野畑出町→日野野外活動施設→登山道→供水の祠→供水峠→天下峰→尾根伝いに南下→府道242号の峠→西にくねくね道を降る→自宅。
ところが、何回か登り降りしたコースなのに、天下峰から自動車道路へ出る道で迷った。
数年前の台風で倒木がいたる所にあるのだが、野外活動のオリエンテーリングは、天下峰とその先の送電線鉄塔までのようで、そこまではリボンがあって迷いようがない。
私は天下峰から鉄塔を目指さずに左への脇道があったので選んだのだが、それが間違いだった。
暗くなりかけていたので近道をと思い何となくの判断で進んだのだが道ははっきりしなくなり、倒木も多くて暴風の吹き荒れた形跡そのままだった。
杣道のような獣道のような、それも消え入りがちの斜面を降りていたら、鉄塔が葉を落とした樹々の枝越しに見えた。
そこから鉄塔を目指したら良かったのだが、かなり下っていて登るのがしんどいだろうと思った。
以前、どこだったか、子どもが山で行方不明になった事件があり、ある人がすぐに探し出してスーパーボランティアと称賛されたことがあった。
彼の言うことには、大人は迷うと低いところを目指すが、子どもは高いところを目指すとのこと。
それを思い出したのだが、確かに鉄塔を目指して登れば、保守点検用の道が見つかるはずだった。
でも、降る方が楽だし、確実に府道があるはずなので、ついつい沢の底を降ったのだが、沢というものは長いのであった。
山裾の沢は長く伸び、山は上がれば狭まるのだから、高いところに向かうのが理にかなっているのに、大人の直感は子どもより劣る。
これは書いている今、地図を見ながら、なるほどそういうことかと納得した次第。
結果、府道にようやく辿り着き、細いくねくね舗装道路を登って降っている時にはほぼ暗くなり、車はライトを点けて後ろからも前からもやってきて、歩行者は私一人であった。
教訓、天下をきわめた後が難しい。
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