
この葡萄は毎年一回だけ食べる。たぶんかなりの高級品で値も張るはず。当然ながら買って食べることはない。友人がいつも送ってくれるので口に入るのだ。ネットで調べてみるとレッドコクーンという種類らしい。でも本当のところはわからない。コクーンは繭という意味だそうだ。『紅い繭』なんていいネーミングだ。私に名前をつけさせれば『多産系乳房』などとやりそう。
大事にしすぎて、というよりそういう性質なのだろうけれど、粒の付け根が腐り勝ちだ。房を持ち上げたときポロポロ落ちるほどでもないのに、付け根が痛んでしまっている。根元をちょいとかじってペッ・・という食べ方は美しくないし、送ってくれた友人に申し訳ない気もする。粒が大きいので、小さめのナイフを手に持って大事に食べるのがおいしいと解った。
①痛んだ根元を切る。先も痛みやすい。(一番上のものはあまり痛んでいない)
②上から3分の1くらいにぐるりと刃を入れる。(普通の葡萄とは違い、ツルリとならず、汁も出ない)
③種は同位置同配置。(歯で噛んでペッ)
④歯間に種が入り込む心配はなくなり、安心して皮ごと食べる。(梨のような食感で、葡萄とは異質)