【デンマークカクタス】
最近、NHKアーカイブス「あの人に会いたい」で水上勉を視聴できた。
あの穏やかに語る若狭での貧しい少年時代やお母さんへの思いに涙がこみ上げてきた。
「ありがたいことに貧困だった。」と、目を潤ませながら語っているような気がした。
「貧のしつけ」も人間が置き忘れたものなのだろう。
いつも雑誌「サライ」に連載された「折々の散歩道」を愛読していた。1991年に長野県北佐久郡北御牧村(現・東御市)に庵を構えて、陶芸や絵画、竹紙漉き、野菜作りなどの生活を送っておられた。その頃からの画と、何よりも優しいまなざしを読ませてもらった。
水上作品はあまりないが、いま本棚にあった『閑話一滴』(PHP文庫)を読み返している。どの文章を読んでも、切ない気持ちになりこみ上げてくるものがある。幼い日のふるさとの若狭でのこと、お母さんの思い出、こころに切なく迫ってくる。
書棚の「良寛」、『一休」など、もう一度、水上作品を読んでみようと思っている。
そして、自分自身置き忘れてきたことことを考えてみたい。
最近、NHKアーカイブス「あの人に会いたい」で水上勉を視聴できた。
あの穏やかに語る若狭での貧しい少年時代やお母さんへの思いに涙がこみ上げてきた。
「ありがたいことに貧困だった。」と、目を潤ませながら語っているような気がした。
「貧のしつけ」も人間が置き忘れたものなのだろう。
いつも雑誌「サライ」に連載された「折々の散歩道」を愛読していた。1991年に長野県北佐久郡北御牧村(現・東御市)に庵を構えて、陶芸や絵画、竹紙漉き、野菜作りなどの生活を送っておられた。その頃からの画と、何よりも優しいまなざしを読ませてもらった。
水上作品はあまりないが、いま本棚にあった『閑話一滴』(PHP文庫)を読み返している。どの文章を読んでも、切ない気持ちになりこみ上げてくるものがある。幼い日のふるさとの若狭でのこと、お母さんの思い出、こころに切なく迫ってくる。
書棚の「良寛」、『一休」など、もう一度、水上作品を読んでみようと思っている。
そして、自分自身置き忘れてきたことことを考えてみたい。