寒い一日だった。ずっと氷点下ではなかったろうか。結露した北側の部屋の湿気を取ろうと開け放っていたサッシが凍り付いて動かなかった。
久しぶりに人界に降りた。凍てついた雪道を歩いて、近くのスーパーへお買い物。
娘の簡単レシピを見ていて、思い立って材料調達に行った。ついでに頼まれた妻の本を2階のTSUTAYAで求めた。
何ヶ月ぶりだろうか。書店を一回り、いやいや陳列本の多さに驚いた。分類された雑誌のたぐい、年少向けのクリスマスプレゼントの本など、なんと豪華なことか。レンタルビデオ・DVDも見物した。いかに世の中を知らなかったか痛感させられた。すごい世の中になったものだ。旧態依然の蔵書を繰り返し広げている身としては、取り残されているような感覚を覚えた。
食品売り場へ、目的はコーヒー豆と生イカとマイタケ、買い物は3分で済んだ。
途中、ときどき雪が冷たく頬を打っ中を、ラックと毎朝歩いていた散歩道を家に戻った。思えばラックが逝ってから散歩に出たことはなかった。4ヶ月ぶりに通る道は彼女を思い出し、切なかった。肯えないがこれが現実だと言い聞かせた。
ついぞしたことのない料理もどきは、キャベツとイカのトマト煮と、油揚げとまいたけのピリ辛炒め煮だ。
イカを裁いた。1パイは輪切りに切って、1パイは皮を剥き刺身にした。キャベツを大きめ切ってイカとトマトの缶詰で煮る、確かに簡単レシピだ。味付けは塩コショウ。
まいたけは油揚げに刻んだ赤唐辛子を入れフライパンで炒めるだけ。どちらも少しお酒が入り、お酒が飲むだけでないことを知った。
刺身以外はお昼ご飯に食卓を飾った。
ときどき、酒の肴くらいは自分で作ってみたいと思った。
夕方、ようやく日が覗いた。明日も寒いようだ。
久しぶりに人界に降りた。凍てついた雪道を歩いて、近くのスーパーへお買い物。
娘の簡単レシピを見ていて、思い立って材料調達に行った。ついでに頼まれた妻の本を2階のTSUTAYAで求めた。
何ヶ月ぶりだろうか。書店を一回り、いやいや陳列本の多さに驚いた。分類された雑誌のたぐい、年少向けのクリスマスプレゼントの本など、なんと豪華なことか。レンタルビデオ・DVDも見物した。いかに世の中を知らなかったか痛感させられた。すごい世の中になったものだ。旧態依然の蔵書を繰り返し広げている身としては、取り残されているような感覚を覚えた。
食品売り場へ、目的はコーヒー豆と生イカとマイタケ、買い物は3分で済んだ。
途中、ときどき雪が冷たく頬を打っ中を、ラックと毎朝歩いていた散歩道を家に戻った。思えばラックが逝ってから散歩に出たことはなかった。4ヶ月ぶりに通る道は彼女を思い出し、切なかった。肯えないがこれが現実だと言い聞かせた。
ついぞしたことのない料理もどきは、キャベツとイカのトマト煮と、油揚げとまいたけのピリ辛炒め煮だ。
イカを裁いた。1パイは輪切りに切って、1パイは皮を剥き刺身にした。キャベツを大きめ切ってイカとトマトの缶詰で煮る、確かに簡単レシピだ。味付けは塩コショウ。
まいたけは油揚げに刻んだ赤唐辛子を入れフライパンで炒めるだけ。どちらも少しお酒が入り、お酒が飲むだけでないことを知った。
刺身以外はお昼ご飯に食卓を飾った。
ときどき、酒の肴くらいは自分で作ってみたいと思った。
夕方、ようやく日が覗いた。明日も寒いようだ。