エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

 朝日に輝く新雪

2009-12-22 | 自然観察


 今朝は息を吹けば飛ぶような雪が5,6センチ積もっていた。
雪の結晶が朝日に輝いてとてもきれいだった。虫めがねでしばし観察した。結構きれいに見えるものだ。
 雪の結晶の基本形は6角形、水分子が凝集していくときに,水素結合をする酸素の周りの3つの水素が等価になって結合の角度が120度になり六角形の基本構造を作るそうだ。
 樹枝に伸びた部分や針状の結晶がよく見えたが、きれいな6角形は見つけにくかった。でも透明な6角形の板状結晶を見ることができた。
中谷宇吉郎博士は「雪の結晶は天から送られた手紙である」と言ったが、雪の結晶の形は主に温度で決まるらしい。綺麗な結晶ができるのは-10℃から-15℃位で、低すぎると、結晶が成長せずに細かな雪になってしまうという。
今朝の気温は-5℃、雪の状態も結晶の観察にはベストではないだろうか。しばらく厳しい寒さの中で神秘的で美しい雪を観察できた。
 一週間続いた寒波もひとまず終わり、青空に桐の枝が凛と伸びていた。






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