エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ふるさとから餅届く

2009-12-27 | 日々の生活
       【雪をとかす】



 穏やかな寒い一日だった。午後、息子家族が3人でお歳暮に来た。普段離れている孫も1ヶ月ぶりだったが、また成長していた。膝で歩く得意技で、こっちの孫たちと仲良く元気に遊んでいた。



 夕方、もう一軒残っていたお歳暮回りを済ませた。どこも伯父や叔母はとうに亡く、線香を手向けると過ぎし日の元気な顔が浮かんできた。従兄弟たちも元気だが、最近、皆が歳を取ったことを静かに受け入れている。

お正月を前に、今朝一番で妻の実家からお餅が届いた。ありがたい。思えば、新婚から39年の間、絶えることなく毎年お餅を送ってもらっていた。今は亡き父や母が、臼でついたお餅をのばしている光景が目に浮かんだ。今は兄と姉に代が変わり、同じように沢山のお餅を送ってくれる。熨した切り餅を一臼分あるだろうか、切り端も残らず入れてくれる。ダンボール箱の空いたところには、孫たちの好きそうな袋菓子が詰められていた。あるときは妻の懐かしいふるさとの菓子が入っていたものだ。
 昼に早速焼いてご馳走になった。納豆、大根おろし、きなこ、そしてつゆ餅にして美味しくいただいた。妻の里のみんなを思いながら、感謝で胸がいっぱいになった。


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