中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

完全フカセ ヒラマサ狙いの準備 ’17年版 ドラグ編

2017-03-18 12:30:00 | 船釣りタックル&仕掛、戦略他
■500J■

 完全フカセにおける、理想の電動リールとは、「クラッチ・オフ時の滑らかな回転」、「強力な巻上げ力」、「スムーズなドラグ」の三つを兼ね備えたモノであるが、これまでに記したよう、そんな「魚が食うまではダイワ、食ってからはシマノ」のような電動リールには、ボクは出会っていない。
 であるから、現在のダイワ・シーボーグ500Jに関しては、「まずは食わさねば…。」の観点から使用しているが、「ドラグが初期作動時に引っ掛かる」点が気になっている。
 単なるバラシの言い訳でないことを確かめるため、昨秋、68cmの中型ヒラマサを掛けた際、「そこそこに引くが、こいつなら8号ハリスを切ることはないだろう。」との判断で、ドラグがどの時点で、どういった具合に作動するのかを、この目で確認してみることにした。
 その結果、ゆっくりと締め込んでゆくと、「ある一点を越えたところで、ロックが掛かったように道糸の放出が止まる」ことを確認したのだ。
 こういった極端な状態は、ボクの所有品のみの現象かも知れないので、その点は考慮して欲しい。また、もしかすると、このリールのカタログデータでは最大ドラグ力が23kgもあることから、更には、H.P.内でも、太いハリスを使った“落とし込み”でのレポートを載せていることから、対応ハリスのレンジがもっと上で、そこで能力を発揮するよう設計されているのかも知れない。この点は、もうひとつ上位のモデルであり、電動フカセクラッチ等、完全フカセ対応をより鮮明に謳っている500ATが、同じATDという名のドラグを搭載しながら、最大ドラグ力を13kgに落としているので、的外れな話ではないと思うのだが…。


■チューンナップ■

 上述の500ATを導入すると、簡単に解決する話なのかもしれないが、「お値段が…」、「電動フカセクラッチは要らない…」から、導入は見送らざるを得なかった。そこで以前にこのブログでも記した、CCM(http://www.ccmmonji.com/main.html)という、リールをカスタム化してもらえるショップに「電動リールにありがちな、ガクガク引っ掛かる現象が生じない。」が謳い文句の、乾式カーボンドラグ(http://www.ccmmonji.com/03drag.htm)への換装を依頼することとした。

●チューンの証?●

 事前の、メールでのやり取りでは「最大ドラグ値は落ちるが、中間がかなりスムーズになる」との説明をもらったため、その通りなら、まさにボクの希望とピッタリとなる。


■実戦での感触■
 
 実はこのチューンナップを行ったのは昨年末のことだった。以来、このドラグを試すチャンスを心待ちにしていたのだが、ご存知の通り、貧果続きで全く訪れてはくれなかった。
 そんな中、3月5日、ようやくこのドラグを試す機会がやってきた。前回の記事で記したように、掛かったのは80cmのメジロと70cmのマダイのダブルだったが、純正ドラグで不満だった、引っ掛かりを感じることがなかった。しかし、シマノのそれとも違う独自のフィーリングだったが…。
 「引っ掛かりの回避」が目的だったため、一次の目的は果たせた。ただし、このドラグは“乾式”であるから、まさしくサラサラ・フィーリングで、引っ掛かりポイントが無いまま、締め込み具合に正比例するような好印象はあっても、その曲線がなだらかなので、これまでの「ドラグ設定を途中で変更」するという、ボクのスタイルで操作するには、慣れが必要であると感じられた。
 そこで、今シーズンはこのドラグに合わせたスタイルに変更しようと考えているのだが、それにはとあるグッズが必要になる。次回はそれらについて記したいと思っている。



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