年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

年末の情報交換

2009年12月12日 | 築地市場にて
年末の情報交換
一年も終わりの頃となると訪れる客との今年の反省と来年の予想を話すこととなる。昨年の今頃は世間の不景気を見ながら国産嗜好のため結構良かった。しかしこの反動が一年後現れて、大幅税収不足を見たように予想を上回る不景気となった。訪れる経営者も最近入社した社員の学歴が高く、古くから居る社員と釣り合いが取れないという。それだけ地方には仕事が無くなっているということで、親とかを面倒見ない人達は家があるので安い給料でも地方に残ることとなる。通信環境とか道路の整備が済んだとはいえ、東京に比べれば選択の余地は少なく夢がもてそうでもない。そのような漬物業も海外原料で国内製造から海外製造に向いつつある。そうすると地場産業が又消えることとなる。恐ろしい。
 いつか中国の元の為替変動が自由となった時、国内製造に向っても造る工場は塩分で使い物にならなくなって、消えてしまうこともありうる。
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