透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

造り酒屋 見学記

2007-03-18 | A あれこれ



 松本市内の亀田屋酒造店の「蔵開き」に出かけてきました。毎年この時期に行なわれる新酒のお披露目。車ですから残念ながらその出来栄えを味わうことは出来ませんでしたが。

かわりに酒蔵と母屋を見学してきました。明治18年から2年がかりで建てられたという立派な母屋。玄関前に吊るされた杉玉は造り酒屋のシンボル。部屋数は20室を越えるそうです。12畳半の「おえ」の吹き抜けは圧巻!天窓から射しこむあかりに小屋組が浮かび上がっています。

毎年元旦には杜氏や蔵人や販売員がこの母屋の広間に集まって漆塗りのお膳を囲んでしぼりたての新酒で新年を祝った、とパンフレットにあります。展示品などからも歴史の重みを感じます。

ところでこの亀田屋酒造店の社長は時々新聞にエッセイを書いておられます。どんな方だろう・・・。今日お見かけしました。きれいな方でした。   
高校の一年後輩の方とは知りませんでした。

酒造りは日本の文化です。「亀の世」「アルプス正宗」 を飲みましょう。


● 仕込蔵の外観 桜が咲いたら奇麗でしょうね。
● 展示品 「新少女」新年号の付録の双六(大正5年発行)竹久夢二 画