透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

移動美術館(補稿)

2007-03-31 | A あれこれ


● 移動美術館のチケット売り場

 パンフレットの表紙

 お台場の移動美術館に関する補稿。

コンテナを積み上げて壁を造っていることは既に書きましたが、上の写真はチケット売り場の様子です。下は電車の吊り広告にも使われていた象と少年の写真。

美術館は展示作品の邪魔をしないように白い壁で囲まれた抽象的な空間が一般的でしょうか。国立新美術館の展示空間も白いパネルで壁が構成されています。金沢21世紀美術館の展示空間はまさにホワイトキューブ。どんな作品も展示できる無難な空間。

ところでこの移動美術館は特定の作品を展示するためのもの。パンフレットの表紙のような作品を展示するのに最も相応しい空間が実現しています。通路の床は板張り、それ以外の床は砂利敷き。かなり暗い照明。静かに流れるBGM・・・。

どの作品も印象的でしたが、私が特にすごいと思ったのは、象が水面を泳いでいて、その下で少年が逆さに漂っているところを撮った水中写真。

グレゴリー・コルベールの作品は独創的でとにかくすばらしい、としか表現のしようがありません。出来ればもう一度観たいと思います。

ところで昨日六本木の東京ミッドタウンがオープンしました。和の美を意識したデザインとのことです。「都会の居間」をコンセプトにしたサントリー美術館もオープン。これで六本木アート・トライアングルが成立しました。

また東京しなくては。


松本の桜

2007-03-31 | A あれこれ


● 松本の桜(070331)

 春ですね。松本の桜は未開花ですが、例外的にもう咲いているところがあります、一本の樹のほんの一部だけですが。今は共学ですが、かつては憧れの女子高だった松本市内のA校の桜です。

確か桜に限らず花は積算温度がある値に達すると咲くのですが、何故ここの桜が咲いたんでしょう・・・。桜のバック、これはプールの目隠し用の金属フェンスです。晴天時にはこのフェンスが日射を受けて高温になりますから周りより気温が高くなります。それで目隠しフェンスの近傍の桜だけ咲いたということなんでしょう。

  ところで、こんなフェンスがあるから他人の視線を気にすることを学習できないんですよね。で、電車の中で平気で化粧するコになっちゃうんですよ。他人の視線を意識することを学習して欲しいから、こんなフェンス撤去ジャ。