透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

赤と白

2007-03-06 | A 読書日記



 赤い表紙で鮮烈なデビューを果した新潮社の雑誌「yom yom」。

先日発売された2号、表紙は白でした。表紙のデザインがかわいいと人気があるらしいですね。人気作家の作品が何作も収録されているのも、好調な売れ行きの理由なんでしょう。今回も川上弘美さんの小説が載っています。

さて、今回は内容の話ではなくて、表紙の色「赤と白」について。
赤と白という色の組み合わせに最初に出会うのは「赤勝て、白勝て運動会」でしょうか・・・。大人になると、赤ワイン、白ワイン。 私はちょっと渋めの赤が好きですが、ワインを飲む機会はあまりありません。

他にはどうでしょう、赤と白の組み合わせ・・・。

そうだ、建築史家で建築家の藤森照信さんは日本の建築界を赤派と白派に分けてみせました。以前このことについては書いたと思いますが、復習です。ル・コルビュジエを祖として物の実在性を求める赤派、ミースを祖として抽象性を求める白派。 お見事!と言うほかありません。

先日、白の「yom yom」を買い求めた時、書店員さんとこの次は何色でしょうネ、と話をしました。どうでしょう・・・。次号は6月27日の発売だそうです。黄色い蝶と本、黄色でしょうか。もしかしたら次号の色を少しだけ使う、というルールかも知れません。他の色となると青か緑。

♪ならんだ ならんだ 赤白黄色 どの花みても きれいだな・・・

やっぱり黄色でしょう。