透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

飯田の三連蔵

2009-09-19 | A あれこれ
■ 飯田といえば「リンゴ並木」。1947(昭和22)年の大火の後、当時の飯田市立飯田東中学校の生徒たちの提案によって生まれたそうですが、今では町を特徴付けるシンボルとして、すっかり有名になっています。

このリンゴ並木の両側にレンガ調のブロックが敷き詰められた歩行者優先道路が整備されています。この道路に沿ってオシャレなカフェやレストランが軒を連ねています(写真)。



この道路から路上観察した蔵、案内板によると1840(天保11)年に建設されたそうです。三つの蔵に分棟してあるのは、リスク分散のため。万が一火災に遭っても全焼は免れますから。

総二階建の蔵、なまこ壁が二階にまで及んでいます。扉付きの窓、窓周りの太い縁取りが印象的です。このように古い建築があると街並みに落ち着きが感じられ魅力が増します。「歴史の重層性」ってやはり都市の魅力には欠かせない要素なんですね。

白いのれんのお店「豆吉本舗」で買い求めた甘納豆は上品な甘さ、美味でした。