■ 松本市美術館で開催中の「モローとルオー展 聖なるものの継承と変容」にようやく行くことができた。
「我らがジャンヌ」 ジョルジュ・ルオー 松本市美術館でポスターを撮った。買い替えたカメラはなかなか良い。
宗教画はあまり好きではないが、ルオーの絵は別。中学生のころだったのか、高校生のころだったのかは定かではないが、ジャンヌ・ダルクを描いたこの絵のポスターを自室に張っていた。
例えばスーラの点描も藤田嗣治の描法も嫌いではない。が、もっと大胆に描いてもいいんじゃないかなと思ってしまう。その点、この絵やキリストの顔を描いた「聖顔」は画題はともかく、好みの描法の絵だ。
展覧会のリーフレットの「聖顔」ジョルジュ・ルオーを撮った。
昨年の12月に東京へ出かける機会があった。その際、パナソニック汐留ミュージアムでこの展覧会を鑑賞しようと思っていた。そのことを友人にメールで伝えると、「もう終わっています。でもこの後松本に来ます。」という内容の返信があった。この返信はありがたかった。なにも知らずに行ってがっかりするところだった・・・。
で、その友人を誘って今日行ってきた。同じ趣味を持つ友人っていいものだ。友人は既にオルセー美術館で鑑賞したという「夜の風景または作業場での乱闘」だったかな、それから最後のセクションの「《サロメ》のための習作」などを熱心に鑑賞していた・・・。
《サロメ》の目の下に引いた黒の細い線が効果的という指摘は女性ならでは、か・・・。まったく気がつかなかった。
今年も、展覧会には足を運びたいと思う。この春、東京で行きたいと思うような展覧会ないかな。