透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「食と建築土木(しかけ)」

2014-03-02 | A 読書日記


『食と建築土木』後藤 治、二村 悟、写真小野吉彦/LIXL出版

 農業・漁業従事者が手づくりしている「食」の簡易な生産用構築物のレポート。

表紙に載っているのは丸干し大根の大根櫓。宮崎市田野町では冬場に孟宗竹で三角形の大規模な仮設櫓を組んで、漬物用の大根を丸干にしているそうだ。桁行(櫓の長さ)50~200mほどあるという。この季節限定の繰り返しの美学な構築物はなかなか美しい。

他には干し柿をつくるための柿屋、ウド栽培のためのワラ葺き小屋など20数例がカラー写真と共に紹介されている。

「食」を天日干しにするためであったり、風を通すためであったりする構築物は力学的にも施工的にも理に適うものに次第になっていったもので、建築の「祖形」とも見ることができる。なかなかおもしろい切り口の本だ。


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53 キーワードは「情報」

2014-03-02 | C 名刺 今日の1枚

53枚目 Sさん

 昨晩(1日)は、勤務先の飲み会だった。どんな趣旨での飲み会かは伏せておく。飲み会には最近入社したSさんも参加した。彼女は私と苗字が同じで、出身高校も同じ。

彼女には、就いてもらった業務は「情報の整理と管理、提供」と捉えることもできると話した。もたらされる情報をどのように受けとめ、それをどのような観点からどのように整理するか、そしてそれを必要なときにどのように提供するか。

それから自分がしたいと思う仕事は自分でつくるもの、そのような環境は自分で整えるべきものだということも伝えた。

彼女は話を聞く時の目が真剣だった。聡明な人に違いない。酒席で硬い話をしてしまったが、酔っ払い中年のセクハラ話しよりはましだろう。

およそ仕事というものは情報をどのように受容してそれにどのように反応するかが必ず問われる。抽象的な言い回しだが・・・。例えば農業では気象情報に的確に対応することが必要だし、農作物が発する情報に対しても同様だ。それによって収穫を予定より早めたり、追肥をするような対応も求められる。

仕事の上で問われる能力としてよく挙げられる「コミュニケーション力」はまさにこのような能力で、相手は人に限らないと私は考えている。

大いに能力を発揮して欲しいとSさんにエールを送る。

次に飲むときは趣味の話をしてヤグラ―になってもらおう・・・。


 


友だち100人できるかな

2014-03-02 | A あれこれ

♪ 一年生になったら 一年生になったら 友だち100人できるかな

毎年入学シーズンになるとラジオやスーパーでこの歌を聴く。小学校の一年生で友だち100人できるかな・・・、この歌を聴く度に思う。作詞したまど・みちおさんは随分社交的な人だったんだろうな。先日まどさんの訃報を耳にした。調べてみて作曲したのは山本直純さんだと分かった。

一年生なら10人くらいでOKじゃないのかな。目標とする人数だと10人は少ないか。でもクラスのコ全員と友だちになれたとしても40人くらいだからなぁ。友だち100人・・・。年賀状を出す友だちは100人を超えるけれど学生時代までに知り合った友だちと仕事を始めてからの友だちが同じくらいの人数かな。一年生になったときに同じクラスだった友達とはいまだにつきあいが続いている。


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