サントリー美術館のミュージアムショップで買い求めた絵はがき
■ 俯瞰景を表現する西洋的な方法を知った江戸の絵師たちは喜んだに違いない。この広重の錦絵は湯島(湯嶋)から確か浅草方面を俯瞰したもの。ということは遠くに見える塔は浅草寺の五重塔か。
○で囲ったところに立っているのはたぶん火の見櫓。この地域が町人地だとすれば(江戸の町の構成を知らないので分からない・・・)火の見櫓の高さは3丈(約9メートル)くらいのはずだ。高さ制限が変更されていなければ。
景色を見ている男の後ろ姿が鑑賞者の視線を街並みに誘導している、というような内容の解説文がこの絵にはあったかと思う。