透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1154 北杜市高根町箕輪の火の見櫓

2019-04-15 | A 火の見櫓っておもしろい


1154 北杜市高根町箕輪新町 4脚4〇倉庫またぎ 撮影日190413

 やはり人は美しいものと珍しいものに惹かれるようだ。久しぶりに倉庫またぎ櫓と出合って、「あ!」と思わず声が出た。







見張り台の手すりの飾りはよく見かけるデザイン。屋根が一部欠損しているのが気になる。踊り場までは梯子の勾配が緩やかで手すりが設置してあるから昇り降りしやすそうだ。倉庫のコンクリートスラブの先をH形鋼の柱が貫通している。もう少し様子が分からないかな、と別の場所に移動した。



裏側に廻ってみて、梯子を掛けてあることが分かった。もう少し上方から見ないと火の見櫓の柱下端と陸屋根上の梁(H形鋼)の接合部の様子が見えない。



裏側から見た火の見櫓全形。まわりがごちゃごちゃしていなければ好いのだけれど、通りから見えない裏側だからな・・・。右後方に甲斐駒ヶ岳が見えている。

見る方向によって立地の印象が全く違う。一箇所だけでなく、複数の場所に立って観察しないといけないなぁ。


 


1153 北杜市高根町村山北割の火の見櫓

2019-04-15 | A 火の見櫓っておもしろい


1153 北杜市高根町村山北割 光村寺の近く 4脚44型 撮影日190413

 

■ ここまで北杜市の火の見櫓を何基も見たが、総じて形が整っている。また維持管理もきちんとなされているようで、錆びているものはほとんど見かけなかった。手入れが行き届いているかどうか、各自治体の対応の違いがここに見て取れる。



この火の見櫓の屋根の4隅も蕨手ではなく、別の意匠が施されている。見張り台は大きく面取りされていて、その角に方杖を突いている。細部をきちんと観察すれば見張り台の持ち出し部分の取り付け方が分かるだろう。次回はじっくり観察したい。



簡易な踊り場があり、そこまでは外付け梯子で昇り降りするようになっている。半鐘が吊り下げてあるから、見張り台まで昇り降りすることを思うと、打鐘は容易。団員にはありがたい配慮だ。





 


― 北杜市高根町村山北割の火の見櫓

2019-04-15 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)北杜市高根町村山北割 高根総合支所 4脚8〇〇型 撮影日190413

 背の高い火の見櫓。飴細工のようにぐ~っと上方へ引っ張って伸ばしたのではないか、そんな印象のプロポーションだ。踊り場の手すりに消火ホースを掛ける金物を取り付けてある。このことから、手すりまでの高さが地上から10m以上あることが分かる(20mの消火ホースの真ん中を金物に掛けるので)。総高は20m近くあるだろう。



屋根もまた、少し上方へ引っ張って伸ばしたかのような形だ。



4角形の櫓と8角形の屋根をどのように納めているか、よく分かる。4角形と8角形は角が重なるからきちんと無理なく納まる。



踊り場の手すりには見張り台のような飾りをつけていない。意匠の統一性という観点からは、両者同じ方が好い。




この辺りは桜が見ごろだった。


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