透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1160 北杜市白州町の火の見櫓

2019-04-18 | A 火の見櫓っておもしろい

■ 北杜市火の見櫓巡り、今月13日は18基観たが、これが最後の1基。

前稿の火の見櫓を観た後、国道20号(甲州街道)を北上する。小淵沢ICで中央自動車道に乗るつもりだった。

途中、道の駅はくしゅうで小休止。この火の見櫓に気がついた。以前もこの道の駅で休んだことがあるが、その時は気がつかなかった。この日のセンサーは感度良好だった。


1160 北杜市白州町白須 4脚44型 撮影日190418 

柱脚から上方へ徐々に逓減させた一般的な形にはしないで、なぜこのような形にしたのか、理由は分からない。柱の折れ点(数学的に言えば微分できない折れ点)は構造上弱点になるのに・・・。例えば茅野市金沢の火の見櫓のように道路をまたがせる、というような理由があれば、分かるのだが。



櫓の上半分はよくある形だが・・・。



下半分はこんなことになっている。構面の前後と左右で構成が違う。なぜ?

美しい火の見櫓に魅せられ、珍しい火の見櫓に惹かれる。




茅野市金沢の道路またぎ櫓


 


1159 北杜市武川町の火の見櫓

2019-04-18 | A 火の見櫓っておもしろい


1159 北杜市武川町三吹 4脚44型 撮影日190413

桜花爛漫





よく見かける火の見櫓とは姿が違うことにすぐ気がついた。交叉ブレースに丸鋼ではなく、山形鋼が使われていてリングも無い。櫓は男性的、この立ち姿を女性に見立てることはできない。





見張り台の印象も一般的な火の見櫓とは違う。消火ホースを掛ける金物もしっかりしていそう。見張り台の手すりに飾りは無く、機能に徹したという感じ。踊り場然り。使われているボルトの軸が長い。

1mくらい高い道路からブリッジを架けている。梯子の向きからして、このブリッジは後付けだと思われる。一刻も早く見張り台に登ることができるように、という配慮だろう。